2023年度 Trusted Web に関する調査研究の
成果物について
2023年度に実施したTrusted Webに関する調査研究の成果物を公開します。
Trusted WebのWebサイトでも公開しておりますので、そちらでも後日公開します。
https://trustedweb.go.jp/ 
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1.調査レポート
- (1)トラストフレームワーク・コンソーシアムに関する事例調査
トラストフレームワークを実装する上で必要な官民コンソーシアム設立・運営など、Trusted Webの社会実装に向けて参考となる諸外国の事例(欧州・米国など)を調査しました。
- レポート(PPTX:
610KB
、PDF:1.2 MB
)
- (2)規格・実装動向に関する調査
Trusted Webに関連する規格動向や実装パターンをまとめました。
具体的には、実現を目指すTrustの仕組みの一つである、「ユーザ(人間又は法人)自身が自らに関連するデータをコントロールする」を実現する可能性のある技術の一つである、W3C(World Wide Web Consortium)で規格化されたVerifiable Credentials やDIDs (Decentralized Identifiers)を活用したアイデンティティサービスにかかる規格の動向や実装パターンを調査しました。(ただし、本レポートの記載において安全性などに関しては検証されていません。)
- レポート概要版(PPTX:6.26MB
、PDF:2.2 MB
)、
レポート(PDF:6.2MB
)
- (3)OpenID Foundation規格に関するコンフォーマンステスト結果
本調査研究事業においてはTrusted Web実証事業に参画した事業者の協力を得て、現在OpenID Foundationが開発している相互運用性を担保するためのコンフォーマンステストを利用した各事業者のウォレット実装のプロトコル対応状況の検証を行い、結果を取りまとめました。
- レポート(PDF:1,090KB)
)
2.Trusted Webの実現に向けたユースケース実証事業の成果
実証を行った12件のユースケースの各最終報告書、12件の実証を横断的に分析・とりまとめ、Trusted Webへの示唆・課題を分析したレポートは以下の通りです。
<各ユースケースの最終成果物>
- ウォレットによるアイデンティティ管理とオンラインコミュニケーション(株式会社DataSign)
- 共助アプリにおけるプラットフォームを超えたユーザートラストの共有(大日本印刷株式会社)
- 国際間の教育拡充と労働市場の流動性を高める信頼ネットワーク構築 お金の問題なく学び自らの可能性を広げられる世界へ~(Institution for a Global Society株式会社)
- 大学技術職員の活躍に向けたスキルの見える化:スキルの質保証と主体的情報開示の試行(富士通Japan株式会社)
- 海外人材還流におけるクロスボーダー型個人情報流通システム(株式会社DOU(旧株式会社PitPa))
- ものづくりのサプライチェーンにおける製品含有化学物質情報等の確実な伝達を可能とするChemical Management Platform(CMP)(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)
- 事業所IDとそのデジタル認証基盤 (SBIホールディングス株式会社)
- 臨床試験および医療現場における信頼性および応用可能性の高い情報流通システム(該当分野:医療・ヘルスケア)(シミック株式会社)
- 下肢運動器疾患患者と医師、研究者間の信用できる歩行データ認証・流通システム(株式会社ORPHE)
- 「KYC/KYBに基づいたトラストのある取引」を促進する新しい仕組み (株式会社 電通総研)
- 補助金事業を題材とした法人向け行政手続DX社会基盤化のプレ検討(一般社団法人情報サービス産業協会)
- Trusted Web Advertising System with OP(Originator Profile 技術研究組合)