平成30年9月7日(金)午後
平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震について(6)
北海道胆振東部地震について、これまでに把握している人的被害は、死者9名、心肺停止9名、安否不明24名と報告を受けております。現在、警察、消防、自衛隊、海上保安庁の部隊が、人命第一の方針の下、道外からの応援を含め約4万人、ヘリ75機等により24時間体制で捜索・救助活動に全力で取り組んでおります。なお、自衛隊は現時点で2万4千名体制まで増強されております。現時点で、北海道全体の半分超えの、約154万戸で電力供給を再開いたしております。また、これに伴い、交通機関も順次再開しており、新千歳空港では、本日の国内線の一部再開に続き、明日は大部分の国内線が再開いたします。国際線につきましても、CIQなど、機材、システムの点検を行った結果、明朝から全便で運航を再開する予定であります。政府としては、引き続き、官邸が司令塔となって、対応に万全を期してまいりたいと思います。北海道では既に雨が降っているところもあります。揺れが大きかった地域の皆様は、新たな土砂災害の発生に御注意いただくとともに、余震に注意いただきたいと思います。また、少しでも多くの地域への電力供給を可能にするため、電力供給が復旧した道民の皆さんには、可能な限りの節電をお願いしたいと思います。