国民の皆様へ(東日本大震災九周年に当たって)

令和2年2月18日

 政府は、来たる3月11日午後2時30分から、「東日本大震災九周年追悼式」を国立劇場において執り行います。

 東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から9年を迎えようとしています。
 この震災によりかけがえのない多くの命が失われました。最愛の御家族や御親族、御友人を失われた方々のお気持ちを思うと、今なお哀惜の念に堪えません。
 政府は、原発事故の被災者を含めいまだ多くの方々が避難され、不自由な生活を続けられている現実を心に刻み、復興に全力で取り組んでまいります。また、震災の大きな犠牲の上に得られた教訓を風化させることなく、また、相次ぐ自然災害の教訓を活かし、防災・減災、国土強靭化を進め、災害に強い故郷を創り上げてまいります。

 この震災により犠牲となられた全ての方々に対し哀悼の意を表すべく、追悼式当日の午後2時46分に1分間の黙とうを捧げ、御冥福をお祈りすることとしております。国民の皆様におかれましても、これに合わせて、それぞれの場所において黙とうを捧げられますよう、お願いいたします。

令和2年2月18日

東日本大震災九周年追悼式実行委員長
内閣総理大臣 安倍 晋三

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