日本プロスポーツ大賞授与式典
令和7年1月29日、石破総理は都内で開催された第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞授与式典に出席しました。
総理は、祝辞で次のように述べました。
「内閣総理大臣の石破でございます。麻生会長を始めとする御出席の皆様、式典の御盛会、誠におめでとうございます。また、各賞を受賞された皆様方に心よりお祝いを申し上げます。
昨年はパリオリンピック・パラリンピックが開催され、世界中がスポーツで熱くなり、スポーツの価値を再認識した年であったと思っております。また、日本国内外における様々なプロリーグや大会におきまして、数々の日本人選手が、熱いドラマを繰り広げ、国民に感動と大きな活力をもたらしてくれました。皆様の御活躍に、心より感謝を申し上げる次第でございます。
その中でも、日本プロスポーツ大賞を受賞された北口榛花(はるか)さん、誠におめでとうございます。オリンピックでの女子トラックフィールド種目における日本人初の金メダルという快挙に加え、世界最高峰といわれるダイヤモンドリーグでの2連覇という目覚ましい御活躍を心からうれしく思っております。オリンピックで優勝を決められた1投目65メートル80センチのビッグスローには、様々な困難を乗り越え、競技に向き合い続けた北口さんのたゆまぬ努力が見えました。国民に大きな感動を与えたというふうに考えておるところでございます。
決勝の合間にも見られました、北口さんの笑顔には、世界の頂点に挑むプレッシャーの中でも、何事も楽しんで挑戦する姿勢を私たちに示していただいたと思っております。素敵な笑顔の北口さんのように、全ての人が自分の夢に挑戦し、今日より明日は良くなると実感できる、そのような日本を目指していきたいと思っております。これは、私は『楽しい日本』というふうにただ今申し上げているところでございますが、これを実現するための核心は『地方創生2.0』である。このように考えております。その中で、地域の持つ潜在力を最大限に引き出し、ソフトの魅力により新たな人の流れを生み出していくための新たな重点として、スポーツの振興を更に図ってまいりたいと考えております。
本日受賞されました皆様方の御発展をお祈り申し上げますとともに、引き続きプロスポーツ界がますます盛大となりますことを心よりお祈り申し上げ、御挨拶といたします。誠におめでとうございました。」