自衛隊殉職隊員追悼式

　令和４年１１月５日、岸田総理は、防衛省で開催された令和４年度自衛隊殉職隊員追悼式に参列しました。

　総理は、黙とうを捧（ささ）げ、追悼の辞を述べた後、献花を行いました。

　総理は、追悼の辞で次のように述べました。

「令和４年度自衛隊殉職隊員追悼式に当たり、国の存立を担う崇高な職務に殉じられた自衛隊員の御霊（みたま）に対し、ここに謹んで、追悼の誠を捧げます。
　この度、新たに祀（まつ）られた御霊は、３５柱であります。
　安全保障環境が厳しさを増す中、我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜く。その強い覚悟をもって、職務の遂行に全身全霊を捧げた殉職隊員は、我が国の誇りです。
　そのような隊員を失ったことは、自衛隊のみならず、我が国にとって、大きな痛手であります。
　かけがえのない御家族を失われた御遺族の皆様は、今なお大変つらい思いをされていると思います。御遺族の深い悲しみを思うと、悲痛の念に堪えません。
　ここに祀られた２，０５４柱の御霊に対し、改めて、心より敬意と感謝の意を表します。
　殉職隊員は、国のために尽くし、立派に使命を全うされました。その尊い犠牲を無にすることなく、御遺志を受け継いでいきます。国民の命と暮らしを断固として守り抜き、地域と世界の平和と安定に貢献するため全力を尽くすことを、改めて誓います。
　今一度、御霊の安からんことを、そして、御遺族の皆様の御平安と、末永い御健勝を心よりお祈り申し上げ、追悼の辞といたします。」