令和元年9月17日(火)午前

 
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閣議の概要について

 閣議の概要について申し上げます。一般案件1件と人事が決定されました。大臣発言として、総務大臣から「郵政民営化を担当する大臣を補佐する副大臣及び大臣政務官について」、文部科学大臣から「教育再生を担当する大臣を補佐する副大臣及び大臣政務官について」、経済産業大臣から「産業競争力及び国際博覧会を担当する大臣を補佐する副大臣及び大臣政務官について」、国土交通大臣から「水循環政策を担当する大臣を補佐する副大臣及び大臣政務官について」、それぞれ御発言がありました。

 閣僚懇談会においては、武田大臣、総務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、環境大臣、防衛大臣、財務大臣及び安倍総理大臣から、「台風15号関係について」、それぞれ御発言がありました。

台風15号に関する関係閣僚懇談会について

 本日、閣議後に台風15号に関する関係閣僚懇談会が開催され、各大臣から発言がありました。防災担当大臣から、プッシュ型支援について、食料約29万食、飲料約24万本、ブルーシート約19万枚を発注し、随時現地に届けていること、経済産業大臣から、千葉県内で6万4千軒で停電が続いており、停電地域が一刻も早く復旧できるよう、自衛隊の協力も得ながら、東京電力や自治体・関係省庁とも全力を尽くすこと、病院などへの電源車の配備、段ボールベッドなどの必要な物資の供給に引き続き取り組むこと、また総務大臣からは、千葉県内の各消防機関において、延べ15,000人の消防職員のほか、消防団員が対応を実施していること、携帯電話等についても復旧が進んできていること、国交大臣からは、被災地域の要望をふまえ、ブルーシートを屋根に設置する建設業者の派遣について進めていること、ブルーシート約12万枚や土嚢袋約31万枚の物資支援、海上保安庁による給水・入浴支援を行っていること、防衛大臣からは、停電復旧のための倒木除去を継続して実施するよう、約1万人による対応で、態勢を確立していること、ブルーシートの設置、給水や入浴支援といった被災地のニーズに対し、引き続き対応していくこと、農水大臣からは、被災者への食料・飲料の支援として、千葉県内の12市町村に合計34万9千点を供給していること、また、農林水産業への被害への支援策を早急に検討していくこと、環境大臣からは、停電の影響で停止していた千葉県内の廃棄物焼却施設がすべて稼働再開したこと、すべての自治体でごみの収集も再開し、南房総市、山武市等では広域処理を開始したこと、財務大臣からは、被害状況を鑑み、本日中にも13.2億円の予備費が使用できる対応をすること、総理からは、大規模停電により、千葉県では現在も市民生活に甚大な影響が出ていることを踏まえ、政府として、一刻も早い停電の全面復旧に全力を挙げること、約1万戸で断水が続いており、電源車の配備などの様々な工夫により、早期の断水解消に引き続き努めること、通信の復旧に向け、現地のニーズを把握し、引き続き、きめ細かく対応すること、停電解消までにもうしばらく時間を要することから、全省庁一体となって、入浴支援やブルーシート張りなどの支援を始め、生活支援に万全を期すこと、プッシュ型支援について、更なる強化のための、予備費13.2億円の支出を決定したこと、現場主義を徹底し、現地のニーズを十分に把握しながら、災害応急対策を継続することの指示がありました。引き続き、政府が一体となり、一日も早い復旧に向けて全力で取り組んでまいります。

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