平成30年8月28日(火)午前
閣議の概要について
閣議の概要について申し上げます。一般案件2件と条約の公布、政令、人事が決定されました。大臣発言として、防衛大臣から「『平成30年版日本の防衛』(防衛白書)について」、総務大臣から「消費者物価指数について」、小此木大臣から「平成30年度『防災の日』総合防災訓練について」、文部科学大臣から「文化審議会(文化功労者選考分科会)委員の人事について」、安倍総理大臣から「海外出張不在中の臨時代理等について」、それぞれ御発言がありました。
公務部門における障害者雇用に関する関係閣僚会議について
本日、公務部門における障害者雇用に関する関係閣僚会議を開催いたしました。会議においては、まず厚生労働大臣から、国の全ての府省における障害者雇用の状況に関する再点検の結果について報告がありました。具体的には、26の機関が法定雇用率を満たしておらず、法定雇用率を満たすためには、全体として3,396人の障害のある方の雇用が必要であることが確認されました。また、地方公共団体においても、法定雇用率を下回っている旨の公表が相次いでおります。障害者雇用促進法の下で、社会連帯の理念に基づき、障害者の雇用の確保や安定を図る責務を有し、障害のある方の雇用や活躍の場の拡大を民間に率先して進めていくべき立場として、あってはならないことと重く受け止めており、深くお詫びを申し上げます。その上で、今般設置した本閣僚会議の下に厚生労働大臣を議長とする、公務部門における障害者雇用に関する関係府省連絡会議を設置し、今般の事態の検証とチェック機能の強化、法定雇用率の速やかな達成に向けた計画的な取組、国・地方公共団体における障害のある方の活躍の場の拡大、公務員の任用面での対応等について政府一体となって取り組んでまいります。あわせて連絡会議の下に弁護士など第三者の参画した検証チームを設置して、今般の事態の検証を行うことにします。また、地方公共団体に対しても、国の機関と同様に再点検をお願いしたいと考えております。関係府省連絡会議での検討を踏まえ、10月中をめどに政府一体となった取組について本閣僚会議において取りまとめを行うことといたしております。
国際女性会議WAW!の開催について
来年3月23日及び24日の日程で、第5回国際女性会議(WAW!)を開催します。この会議は、安倍政権の最重要課題の一つである、女性が輝く社会を国内外で実現するため、2014年から開催している国際会議であります。来年は、女性の経済的活躍を目的としてG20に提言を行う民間主導グループ、W20と同時に開催することになりました。両会議の同時開催により、我が国における関連の取組が世界に広く発信され、内外における女性活躍推進の機運が高まることが期待されます。