平成30年7月10日(火)午前
閣議の概要について
閣議の概要について申し上げます。一般案件等17件と法律の公布、政令、人事が決定されました。大臣発言として、安倍総理大臣及び財務大臣から「平成31年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について」、総務大臣から「各府省における独立行政法人等に係る要求について」、「政策評価の結果の平成31年度予算の概算要求への反映について」、「『平成31年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について』に関連して(地方財政)」、及び「平成31年度税制改正要望について(地方税)」、梶山大臣から「平成31年度の機構、定員等の要求について」、及び「行政事業レビューの結果の平成31年度予算の概算要求への反映等について」、経済産業大臣から「『平成30年版通商白書』について」、茂木大臣から「『平成30(2018)年度内閣府年央試算』及び『中長期の経済財政に関する試算』について」、それぞれ御発言があり、私(官房長官)から「海外出張不在中の臨時代理について」、申し上げました。
閣僚懇談会においては、文部科学大臣から「前文部科学省科学技術・学術政策局長が受託収賄容疑で逮捕された件について」、国土交通大臣から「青い羽根募金運動に対する協力依頼について」、それぞれ御発言がありました。
平成30年7月豪雨について(5)
これまでに把握しております豪雨による人的被害は、死者134名、心肺停止7名、行方不明10名です。また、安否不明であるとして110番通報があったもののうち、安否が確認されていないものが、広島県を中心に、56件、78名程度あり、このほかに、車が流されるのを見たなど、人数は不明でありますが、安否に関する通報が132件あります。本日も、警察、消防、自衛隊、海上保安庁の部隊が、人命第一の方針の下、約7万5千人、ヘリ79機の体制で捜索・救助活動に全力で取り組んでおります。
先ほど、第3回非常災害対策本部会議を開催いたしました。総理からは、引き続き全力で救命救助に当たること。道路、水道の早期復旧に全力で取り組み、水、食料、クーラー、仮設トイレといった緊急に必要となる物資の調達に予備費を充てることにより、被災者の方々への緊急支援を迅速に進めるようにとの指示がありました。政府では、総理の指示を踏まえ、本日、総理出席の下、被災者生活支援チームの第1回会合を開催し、政府一丸となって、プッシュ型支援を迅速に進めるとともに、自衛隊による給水支援や入浴支援を引き続き行ってまいります。本日も気温35度以上の猛暑日となるところがあり、少なくとも1週間は晴れて暑い日が続く見込みであります。屋外での復旧活動の際は、熱中症に十分気を付けていただき、また、引き続き土砂災害にも警戒していただきたいと思います。
内閣官房及び内閣府の人事について
本日の閣議で決定された内閣官房及び内閣府の人事案件について申し上げます。内閣情報通信政策監遠藤紘一が退官し、その後任にIT総合戦略室IT顧問三輪昭尚を任命することを決定いたしました。また、7月20日付けで、内閣衛星情報センター所長木野村謙一が退官し、その後任に元防衛省情報本部長宮川正を、また、同日付けで、国際平和協力本部事務局長能化正樹が外務省に出向し、その後任に外務省大臣官房付岩井文男をそれぞれあてる人事を決定いたしました。