交通安全対策に関する関係閣僚会議
令和3年8月4日、菅総理は、総理大臣官邸で第2回交通安全対策に関する関係閣僚会議を開催しました。
会議では、通学路等における交通安全の確保及び飲酒運転の根絶に係る緊急対策(案)、及びワーキングチームの設置について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「千葉県八街(やちまた)市における、下校中の小学生の列にトラックが衝突した事故は、5名が死傷するという大変痛ましいものでした。改めて、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、負傷された方、そして御家族の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
八街市においては、今月中に事故現場付近の道路に構造物を設け、時速30キロの速度制限を行うほか、横断歩道やガードレールの設置を予定しており、これらを政府としてしっかり支援していきます。
今回の事故を受けて、子供の安全を守るため、万全の対策を講じるべく、通学路における交通安全の確保と、飲酒運転の根絶を柱とする緊急対策を取りまとめました。
まず、全国約1万9,000校の公立小学校の通学路を対象に、これまでの危険箇所に加え、今回の事故現場のように、見通しの良い道路や、抜け道となっていて、車の速度が上がりやすい箇所などを追加し、9月末までを目途に点検を実施いたします。
その上で、速度規制や登下校時間帯に限った車両通行止めなどのソフト面の対策と、ガードレールなどの整備によるハード面の対策を組み合わせた効果的な対策を10月末までを目途に作成し、速やかに実施します。
さらに、飲酒運転の根絶に向け、取締りの強化はもちろんのこと、飲酒運転の防止を始め、安全運転に関する指導を行う安全運転管理者を置くよう、全ての事業所に対して、改めて徹底いたします。
痛ましい交通事故の被害から、未来のある子供のかけがえのない命を守るべく、関係大臣においては、政府一丸となって、この緊急対策を着実に推進していくようにお願いいたします。」