総合科学技術・イノベーション会議
令和3年3月16日
令和3年3月16日、菅総理は、総理大臣官邸で第52回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
会議では、諮問第21号「科学技術基本計画について」に対する答申及び世界と伍(ご)する研究大学専門調査会について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は、科学技術・イノベーション基本計画の決定に向けて答申を取りまとめました。
今回の基本計画は、理系、文系を始めとする分野の垣根を乗り越えて、研究開発の成果により、社会を変革させるとともに、研究人材育成のための投資を大幅に充実させます。
AIや量子技術といった最先端の研究開発を加速させることにより、感染症や激甚化する災害など直面する脅威に対応するとともに、次の成長の原動力とします。
このため、2兆円のグリーン基金、10兆円規模の大学ファンドなど、かつてない大胆な予算を確保するとともに、今後5年間で政府の研究開発投資30兆円、官民120兆円の投資目標を設定し、国際的な研究開発競争をリードしていきます。
また、本日は、大学ファンド運用に関する専門調査会の設置を決定しました。優秀な人材と豊富な資金が集まる世界トップクラスの研究大学を目指し、大学ファンドの具体的な制度設計を進めます。大学改革に向けた新たな法的枠組みを早急に検討し、次期通常国会への提出を目指します。
さらに、全ての大学の研究力を向上させるために、支援策全体の見直しを進めていきます。
今後も井上大臣を中心に各省庁が一体となって、大学改革を進め、我が国全体の研究開発力を強化してまいります。」