全国都道府県知事会議
令和2年11月20日、菅総理は、総理大臣官邸で全国都道府県知事会議に出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「改めまして、去る9月16日に、内閣総理大臣に就任いたしました菅でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。本日は、大変お忙しい中を、全国からお越しいただきましてありがとうございます。
各知事におかれては、まずは新型コロナウイルス感染症対策に御尽力いただいているところと思います。新型コロナの感染状況については、連日全国で2,000人を超え、最大限警戒する状況にあります。
政府としては、都道府県が行う営業時間の短縮要請について、交付金による支援を決定するとともに、GoToについては感染拡大地域では原則4人以下で飲食とすることについて、検討を要請いたしております。御検討よろしくお願い申し上げます。
また、重症化リスクの高い高齢者を守るという意味で、感染拡大地域の高齢者施設で集中的な検査を行うよう、各都道府県の担当部局に周知を行っていると思います。検査に必要な費用は全額国庫で負担することとなっておりますので、各知事におかれましては、早急な実施に向けて現場を御指導いただきますようお願いいたします。
国民の皆さんには、マスクの着用、手洗い、3密の回避という基本的な感染対策の徹底を、改めてお願い申し上げます。特に、専門家からは、飲食を通じた感染リスクが指摘されており、飲食の際でも会話のときにはマスクを着用する、いわゆる黒岩流のマスク会食をお願いいたしているところであります。各知事からも住民の方々に感染対策の徹底をよろしくお願い申し上げます。
まずは、新型コロナウイルス、感染拡大を防ぐこと大前提として、経済活動との両立を図り、経済を回復させていく、これが基本的な考え方です。
その中で、『活力ある地方を創る』。これは菅内閣の最重要政策であります。地方の所得を向上させて、地方の消費を活性化させることは、日本全体を元気にするために不可欠であります。東京を中心とするこの東京、首都3県において、消費額は全体の3割であります。7割は地方でありますので、こうしたことも御理解いただく中で、地方を元気にする、そのためには、皆様方のお力を是非、お願い申し上げます。
本日の会議を始め、今後とも、皆様と丁寧に御議論させていただきながら、政策の実現に政府一丸となって取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。」