習中国国家主席との電話会談についての会見

平成30年5月4日
会見する安倍総理 会見する安倍総理
会見する安倍総理

 平成30年5月4日、安倍総理は総理大臣公邸で会見を行いました。

 総理は、中華人民共和国の習近平国家主席との電話会談について次のように述べました。

「先ほど中国の習近平主席と電話による首脳会談を行いました。日本の首相と中国の主席が電話会談を行うことは初めてのことでありますが、これは正に日中関係の改善が進んでいるということ、そして、北朝鮮のような課題について、国際的な課題について、共に緊密に連携を取っていく、電話会談を行い連携を取っていく姿を国際社会に示していく、ということは極めて重要であるという考えで一致いたしました。
 本日は北朝鮮の問題、そして日中関係についてお話をいたしました。先般の板門店宣言において、完全な非核化が盛り込まれたことを評価するということについて、習近平主席と一致したところであります。そして、累次の安保理決議をしっかりと実行していくことは極めて重要である。そして、実行していくということについても習近平主席と一致したところであります。北朝鮮が具体的な行動を取るよう国際社会と連携し、強く求めていかなければならないと考えています。私からは北朝鮮が核・ミサイル問題の解決に向けて進み出したことについて、中国の働きかけに対し、習主席の働きかけに対して、改めて敬意を示したところであります。今後とも日中で連携してこの問題に対応していくということについても一致したところであります。
 昨年ベトナムのダナンにおける首脳会談、新しいスタートとなったという認識を習近平主席と共有しているところでありますが、今月、李克強(り・こくきょう)首相が8年ぶりに日本を訪問します。首脳レベルの往来を契機に、日中平和友好条約締結40周年の本年、あらゆる分野における国民同士の交流を飛躍的に拡大し、新しいスタートを切った日中関係を次なる段階へと引き上げていこうということでも一致をしたところであります。
 今回初めての電話会談となったわけでありますが、このように様々な課題に、正に地域の平和と安定に責任を有する両首脳が意思疎通を図っていくということについても一致したところでありますが、今後ともこうした機会を捉えて日中関係を緊密にし、関係を発展させていきたいと、このように思います。」

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