日・スリランカ首脳会談等
平成30年3月14日、安倍総理は、総理大臣官邸でスリランカ民主社会主義共和国のマイトリパーナ・シリセーナ大統領と首脳会談等を行いました。
儀じょう隊による栄誉礼及び儀じょうに続き、両首脳は会談を行い、その後、共同記者発表を行いました。
最後に、総理は、総理大臣公邸で晩餐会を開催し、挨拶で次のように述べました。
「皆様、今日はようこそいらっしゃいました。日本の大切な友人であるシリセーナ大統領御夫妻を、スリランカ独立70周年の喜びに満ちた年に日本にお迎えできることを、心からうれしく思っております。
先ほどの首脳会談では、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を始めとして、シリセーナ大統領と大変充実した意見交換ができました。この後は和食でリラックスしたときを過ごしていただきたいと思います。
日本とスリランカの国民は、お互いの文化に大変親しんでいます。日本のお茶の間では何と言ってもセイロンティーが有名です。スリランカのおいしい紅茶を多くの日本人が楽しんでいます。スリランカのお茶の間でテレビドラマのおしんが大人気と伺っています。本日は幼少の頃のおしんを演じられた小林綾子さんにもお越しいただいています。もう大分成長しておられますけれども。
2004年のインド洋津波の際には、日本より医療チームの派遣など緊急復興支援を行いました。そして今月7周年を迎えた2011年の東日本大震災に際しては、スリランカから支援チームの石巻市への派遣を始め、多くの物的、資金的支援を頂きました。このように両国の友好関係は、多くの人の献身的な貢献により育まれてきました。
本日はこのようなすばらしい友好関係を、政治、経済、学術、文化など様々な分野で支えていただいているリーダーの方々を多数御招待しています。皆様の御尽力のおかげで本日の極めて友好な日・スリランカ関係があります。改めて皆様に厚く御礼を申し上げますとともに、今後とも日・スリランカ関係の発展に御協力を賜りますようにお願い申し上げます。
それではシリセーナ大統領御夫妻、そして御列席の皆様の御健勝と、そして日本・スリランカ関係がますます発展していくことを祈念して杯を上げたいと思います。乾杯。」