ペンス米副大統領による表敬等
平成30年2月7日、安倍総理は、総理大臣官邸でアメリカ合衆国のマイク・ペンス副大統領による表敬を受けました。
儀じょう隊による栄誉礼及び儀じょうに続き、総理はペンス米副大統領と共同記者発表を行いました。
最後に、総理は総理大臣公邸で晩餐会を開催し、挨拶の中で次のように述べました。
「マイク・ペンス・アメリカ合衆国副大統領閣下、カレン・ペンス令夫人、御来席の皆様、本日は副大統領として2度目の訪日となるペンス副大統領御夫妻をお迎えし、歓迎の晩餐会を催すことができることを大変うれしく思います。
先ほどは、北朝鮮問題を始めペンス副大統領と充実した意見交換をすることができました。この後は短い日本滞在ではありますが、和食も味わっていただきたいと思いまして和洋折衷の食事を用意しました。短い時間ではございますが、リラックスした時間を過ごしていただきたいと思います。
ペンス副大統領は、インディアナ州知事時代に2回訪日されるなど長年にわたり日米関係の強化に尽力してこられました。
とりわけ、州知事時代には日本企業の投資誘致にも熱心に取り組まれました。インディアナ州にはTOYOTA、SUBARU、Hondaといった日本を代表する企業を含め多数の日本企業が進出しています。日本とインディアナ州の人々は勤勉、規律正しさ、誠実さといった気質において共通点があり、それが日本企業がインディアナ州で長く活動できる一因ではないかと思います。
州知事として日本企業の誘致に取り組まれ、そして日本企業がいかにインディアナ州の雇用に貢献し、経済の発展に貢献したかよく御存じのペンス副大統領に、日米経済対応の議長に就かれたことを大変うれしく思っております。
もちろん経済対話においては、副大統領は大変タフであるということは良く承知をしておりますが、しかし日本のことをよく知っているということで我々は安心しております。
インディアナ州といえば何といってもインディ500でありまして、世界に冠たるレースでありサーキットを200周500マイルも走る姿は、多くの日本のファンを魅了しています。これまで多くの日本人レーサーが、この世界最速の周回レースに挑んできました。本日はインディ500出場経験者のお2人もお招きしています。
いよいよ明後日から平昌(ピョンチャン)オリンピックが開催します。ペンス副大統領と共に私も開会式に出席します。フィギュアスケート、スノーボードなど日米の選手がメダル争いを展開することが期待されます。我々、それぞれ応援するチームは違いますがどちらが勝っても称(たた)え合いたいと思います。
本日は、ペンス副大統領の御夫妻の地元であるインディアナ州ゆかりの方々も含め、今日のすばらしい日米同盟の経済、政治、学術、芸術、スポーツなど多方面で支えておられる方々を御招待いたしました。
今日のすばらしい日米同盟関係は皆様方の御尽力のおかげでもあります。今後とも御協力、御尽力を賜りますようにお願いを申し上げます。
それでは、ペンス副大統領御夫妻の訪日の成功と両国関係のますますの発展を祈念して杯をあげたいと思います。乾杯。」