デジタル田園都市国家構想実現会議
令和4年4月4日、岸田総理は、総理大臣官邸で第6回デジタル田園都市国家構想実現会議を開催しました。
会議では、個別分野におけるデジタル実装に係る取組について議論が行われました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「まず、委員の皆様におかれましては、本日も大変お忙しい中、御出席いただき、ありがとうございます。
本日も様々な取組の御紹介がありました。多様な起業家によるイノベーションにより、仙台・東北から世界を変えようとする仙台市の取組、ゼロカーボンと豊かな暮らしとの両立をデジタルで実現することを目指す小田原市の取組、デジタルやまちづくりの力でイノベーションを目指す長岡市の取組、市民QOL(生活の質)の向上と都市の最適化に挑戦する浜松市の取組、いずれも興味深いものでした。また、交付金の採択事例の中にも、デジタルを活用した、書かない、待たせない窓口の実現など、他の地域のお手本となる取組が多数ありました。
全国津々浦々でデジタル田園都市国家構想を力強く推進していくためには、このような創意工夫がなされた独自の取組を積極的に発信し、横展開していくことが必要です。その際、各種交付金を総動員して地域の取組を支援していきます。加えて、地方公共団体や民間企業の意欲や、広く国民全体の関心を高め、様々な主体が積極的に参画いただける環境を整えることも重要です。
このため、本構想の実現に向けた地域の取組を広く募集し、特に優れたものを表彰する『Digi田(デジでん)甲子園』を開催いたします。まず、地方自治体向けの『夏のDigi田甲子園』を開催することとし、これに向けて地区予選を行います。さらに、幅広く国民や企業の方にも御参加いただく『Digi田甲子園』を年末にかけて開催いたします。これらを通じ、全体の底上げを図り、個性をいかした地域の活性化を進めてまいります。
本構想の取りまとめに向け、引き続き、委員の皆様の活発な御議論をお願いいたします。」