北方少年表敬
平成23年7月26日、菅総理は総理大臣官邸で、北方少年(北方領土元居住者の三世等の中学生)の表敬訪問を受けました。
7人の少年がそれぞれ北方領土への想いを語った後、菅総理は、「ようこそ、いらっしゃいました。皆さんも弁論大会とか、ロシアの方をホームステイするとか、いろいろな活動の中で、北方領土の問題はかなり勉強されているんだと思います。
あの地域は、長い歴史の中で、ずっと日本の領土であったわけですけれども、残念ながら、現在は、日本の実効的な支配することができない状況にあります。
しかし、必ず、ロシアとの間で、平和的な条約を結んで、日本に返還をさせたいということで、歴代総理大臣が努力していますが、なかなかまだそこまでいっておりません。私も何度かロシア大統領とも話をしていますが、必ず、いつの日か、北方領土を日本に戻していきたいと思っています。
同時に、皆さんもロシアとの交流を図っているわけで、隣国としてロシアとも平和条約を結ぶ中で、より友好関係を深めていくことも重要だと思っています。
皆さんにとっては、三世、四世になると思いますが、若い皆さんがこの北方領土の問題に関心を持って、大変心強く思いました。
どうか、皆さんも、この北方領土は我が国の領土であるという思いをしっかりと確かにして、いろいろな場面で伝えていただければありがたいと思っています。」と激励しました。