平成23年沖縄全戦没者追悼式
沖縄県慰霊の日の平成23年6月23日、菅総理は、沖縄県糸満市の平和祈念公園で行われた県主催の「沖縄全戦没者追悼式」に出席するため、沖縄県を訪問しました。
国立沖縄戦没者墓苑で献花を行い、平和の礎を訪れた後、追悼式に出席、仲井眞弘多沖縄県知事をはじめとする県の関係者、衆参両院議長、関係閣僚も参列し、全戦没者を追悼しました。
追悼式では、正午の時報に合わせて全戦没者に1分間の黙とうが捧げられました。続いて、沖縄県遺族連合会会長からの追悼のことばの後、各代表者による献花、仲井眞知事の平和宣言、沖縄県浦添市立仲西中学校の嘉味田朝香さんによる「平和の詩」の朗読が行われました。
その後、菅総理があいさつを行い、「本年は、終戦から66年となりました。戦後、沖縄は、大きな悲しみを乗り越えて立ち上がり、力強い発展を遂げてきました。しかしながら、今なお、沖縄には米軍基地が集中し、県民の皆様に大きな御負担をおかけしております。本土復帰から39年が過ぎたにもかかわらず、沖縄だけ負担軽減が遅れていることは慙愧(ざんき)に堪えません。今後、米軍基地に関わる沖縄の負担軽減と危険性の除去への取組に最大限努力いたします。」と述べました。