経済情勢に関する検討会合
平成23年4月22日、菅総理は総理大臣官邸で、第3回となる経済情勢に関する検討会合に出席しました。
本日の会合では、現下の経済情勢及び今後の経済財政運営について話し合われました。
菅総理は本日の議論を踏まえ、「大震災を受けての今後のマクロ経済を含めての見通しについて議論をスタートさせていただきました。
今回の大震災、原発事故は二つのことを強く私自身、あるいは多くの人に感じさせたことではないかと思います。一つは自然の持つ偉大さ、強大さとの調和の中で、人類が生きてきた。また鍛えられてきた。一方ではいろいろな被害も受けてきた。この自然との関係をどのように今後の方向性の中で考えていくか。そして、もう一つは改めて人間と人間との絆ということを強く考えさせられたと思っております。
その中で日本が置かれた状況は、以前から日本において、例えば経済の低迷、あるいは自殺者が毎年3万人を超えている、多くの危機の中での更なる危機が今回の大震災、原発事故だと思います。これをいかにして跳ね除けて再スタートをするのか、そのことが今日のマクロ経済的な面からの議論のスタートだと感じています。
これから一次補正予算などいろいろな課題がありますけれども、中期長期にわたってこの大震災をどのような形で、次の日本、次の世界につなげていくのか、こうした観点から再スタートの大きな考え方をこの会で議論いただきたい。」と述べました。