平成２２年１２月１４日、菅総理は総理大臣官邸で、第１６回となる犯罪対策閣僚会議を開催しました。

　本日の会議では、再犯防止対策や犯罪諸対策の進捗状況等について話し合われました。

　本日の議論を踏まえて菅総理は、「８月の終わりに姫路に出かけまして、再犯防止のために本当に頑張っている保護司の皆さんの話を伺いました。再犯を犯す人の多くは仕事を持たない、また、安定した居住を持たないということがその背景にある。逆に言えば、仕事がある方の再犯率は非常に低いということで、保護司の皆さんは、そういう仕事の紹介をする、あるいはいろいろな企業を回って、理解を得て、仕事を出していただく、そういう活動をされておりました。その時に関係者の会議をつくって、そして今回、この会議でそれを更に一歩進めるということでワーキングチームをつくっていただきました。
　犯罪をなくすということは、もちろん社会にとっての大きな前進でありますけれども、そのためには、再犯を防止をするということが非常にキーになるということ、改めてお互いに確認をしながら、それぞれの立場で全力を挙げていただきたい。」と述べました。