拉致問題対策本部
平成22年11月29日、菅総理は総理大臣官邸で、第4回となる拉致問題対策本部会合を開催しました。
本日の会合では、これまでの取組の点検と今後の取組について話し合われました。
菅総理は、冒頭のあいさつで、「現在における北朝鮮を巡る情勢が大変ある意味で緊迫しているというか重大な局面にきている中にあって、拉致被害者の皆さんを一日も早く日本に帰っていただくため、改めてやるべきことを皆さんとともに確認をしたいという思いで招集させていただきました。
しかし、なかなか解決の道筋をつけることが難航していることも事実です。大きな意味では、この北東アジアにおける拉致と核という北朝鮮のこの問題を全体として解決するためにどういう行動を我が国としてとることが効果的で望ましいか、そうした戦略的な観点を併せて考えなくてはならないと思っています。
いずれにしても、緊迫した中ではありますけれども、拉致被害者の皆さんを救うことは我が国の主権のまさに根幹にかかわる問題ですので、拉致問題対策本部において、いつくかの方向性を提案し、決めさせていただきたいと思います。」と述べました。