口蹄疫対策本部(第5回)
平成22年6月11日朝、菅総理は総理大臣官邸で、宮崎県内において口蹄疫の感染が拡大した事を受けて、第5回となる口蹄疫対策本部会合を開催しました。
会合の冒頭、菅総理は、「現状は、みなさんよくご存知のように新しい内閣になって残念ながら、さらに厳しい状況を迎えております。昨日、新たに宮崎県日向市、西都市及び宮崎市のワクチン接種区域外の農場で口蹄疫の発生が確認されました。これらは、川南町周辺の口蹄疫の発生地域が外縁に広がったものであり、初動対応として迅速に殺処分、埋却を行い、その発生を早期に押さえ込む事が重要であります。いずれの事例においても、地元現地対策本部によれば、既に埋却地は確保されており、昨日のうちに殺処分、埋却に着手をしたとの報告を受けております。また、国道10号線をはじめとして、一般車両に対する消毒ポイントの増設を行ったとの報告を受けておりますが、さらに、徹底を期し、感染拡大の防止に全力を期してもらいたいと思います。口蹄疫については、危機管理上の重要な課題として菅内閣としては総力をあげて取り組んでいく覚悟であります。私としても、明日、宮崎県を訪れたいと考えております。各閣僚においては、引き続き感染拡大の防止に全力を尽くしていただきたいと思います。宮崎を訪問して、知事や関係者のご苦労に対してねぎらうと同時にさらに何かすべき追加的な事があれば、それをお聞きしたい。でき得る事はすべてするという覚悟で望んでまいりたい。」と述べました。