日本・オランダ王国首脳会談
平成21年10月26日、鳩山総理は総理大臣官邸で、公賓として来日したオランダ王国のヤン・ペーター・バルケネンデ首相を出迎え、歓迎行事を開催しました。式典では、鳩山総理はバルケネンデ首相とともに儀仗隊による栄誉礼を受けました。
夜には首脳会談を行い、戦争犠牲者問題、海上安全の問題、BSEに関連した子牛肉の輸入問題、サハリン3、ミャンマー情勢・北朝鮮問題・国連改革・アフガニスタン支援等について意見交換が行なわれました。
会談を受けて、両首脳による共同記者発表が行なわれました。まず、鳩山総理から「バルケネンデ首相を通商400周年の筋目の年に公賓としてお迎えでき、嬉しく思う。400年にわたり発展してきた日蘭通商関係について、お互いに最大の投資国であることは喜ばしい、その更なる発展に向けて、また、EUとのFTAの締結にも向けて努力していきたい。」との発言がありました。
これに対し、バルケネンデ首相は「今回お招き頂き、また本日は総理が国会で所信表明をされた特別な日と聞いており、そのような日に親切な歓待を受けたことに対し御礼申し上げる。美しいこの国に、通商400周年の節目に訪問できて嬉しく思う。両国の関係は400年の長きに亘り、歴史的に重要であり、同時に、現代の両国の関係についても十分語ることがある。」と述べました。
その後鳩山総理は、大統領のほか、両国関係者を招いて晩餐会を開催し、挨拶で「この400年間日本とオランダの関係は良好でありました。過去から現在、そして未来に向けて、オランダと日本の関係を発展させていこうその意欲を持った方々が、今日お集まりいただいていると思います。特に日本もオランダもイノベーションということに関しては、大変強い関心を有しております。この二国の間のイノベーション、その発展によって、二国だけではなく世界に向けて大きなリーダーシップを発揮できるのではないかと期待致します。」と述べました。