日中韓サミット
平成21年10月10日、鳩山総理は、中華人民共和国の首都北京で日中韓サミットに出席しました。
まず、今回のサミット参加国である、中華人民共和国の温家宝国務院総理と大韓民国の李明博大統領との3か国首脳が握手をし、その後、日中韓サミットに出席しました。
日中韓サミットでは、経済に関してはお互いに経済的な協力が必要であるという認識で一致し、気候変動に関しては共通の目標を持ち、それぞれの差を互いに認め合いながら、地球をぞれぞれ守っていこうという理解が得られました。
また、3か国の協力のために不可欠なのは青少年の交流であり、特に大学生の交流ではないかと提案し、その一環として知識人の会議を開催することや、北朝鮮問題に関しては、六者会合の再開や、米国を含めた四か国が北朝鮮の問題に協力することの必要性をお互いに認め合いました。
続いて、日中韓共同記者会見を行い、鳩山総理は「最終的に、持続的な成長についての共同声明を発出することができたことも、何より素晴らしいことです。日中韓は、アジアの7割というGDPを占めております。それだけに、3か国が今まで以上により積極的に協力を進めていくことは、東アジア、ひいては世界の経済のために、また平和のために不可欠であると思っており、参加してよい意見交換ができたことを本当に感謝しています。」と述べました。
その後、温家宝総理との首脳会談を行い、日中関係や食の安全、東シナ海資源開発問題等について意見を交換しました。
また、鳩山総理は、釣魚台国賓館において、李明博韓国大統領とともに胡錦濤中国国家主席と会見を行い、引き続き胡主席主催の夕食会に出席しました。