国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席
平成21年10月2日、前日デンマーク王国の首都コペンハーゲンに到着した鳩山総理は、2016年オリンピックの開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席しました。
IOC総会では、2016年の開催立候補都市(4都市)の最終プレゼンテーションがそれぞれ行われました。
鳩山総理は、東京都のプレゼンテーションのなかで英語で招致演説を行い、「東京は治安の良さ、環境の持続性で未来のモデルとなる役割を果たせる立場にある。東京では、人類が自然との調和を図りながら奮闘していることを、すべての人が目の当たりにするだろう。2016年に東京で大会が開催されれば、大都市が、いかにして環境を損なうことなく繁栄できるかを世界に示すことになるだろう。私は、東京でのオリンピックを成功させることを確約する。内閣総理大臣として、日本政府が大会の財政を保証する。」と述べ、東京への招致を訴えました。
その後、鳩山総理はデンマーク首相府で、デンマーク王国のルッケ・ラスムセン首相と会談を行いました。
会談の冒頭、ラスムセン首相から、鳩山総理のデンマーク訪問に歓迎の意が表明され、鳩山総理は就任早々に会談が実現したことへの謝意を表明しました。
鳩山総理は、2016年オリンピックの東京開催をぜひ実現したく、その際には環境を重視したオリンピックを開催したい旨を述べました。ラスムセン首相は、鳩山総理の先の選挙における勝利に改めて祝意を表明し、オリンピックが東京で開催されるとしたらそのマネジメント能力には疑いがないと述べました。
そのほか、気候変動問題について意見交換を行いました。