気候変動対策推進のための有識者会議
令和3年7月5日
令和3年7月5日、菅総理は、総理大臣官邸で第4回気候変動対策推進のための有識者会議を開催しました。
会議では、気候変動対策に関する検討状況の報告及び脱炭素社会実現に向けた考え方等について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「先月のG7サミットでは、私からカーボンニュートラルを目指す強い決意を説明し、G7としても、高い目標に向け一致結束していくことで、世界全体の脱炭素化をリードすることに合意いたしました。そして、骨太方針においても、グリーン社会の実現を成長戦略の柱の1つに掲げました。地球規模の課題である気候変動に、国際社会の先頭に立って取り組みながら、強い日本経済を作り上げていく原動力としていきたいと思っています。
今後、脱炭素化への取組が進めば、産業構造や経済社会に大きな変革をもたらし、国民の皆さんの暮らしにも大きな変化が生じます。そうした中で、多くの方々に理解と協力を得ながら進めていく、そのための指針となる考え方を整理する必要があると思います。
地球環境に関心の高い若者との対話など、より多くの皆さんに共感いただくための工夫や、途上国を含めた世界の脱炭素化への貢献のあり方など、有識者の皆さんには、更に議論を深めていただいて、秋を目途に、この会議の意見として取りまとめていただくようお願いしたいと思います。
そして、来るG20(金融・世界経済に関する首脳会合)サミット、その後のCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)では、我が国の、世界の脱炭素化に向けた具体的な行動を発信し、国際的な議論のリーダーシップをとっていきたいと考えております。本日はありがとうございました。」