気候変動対策推進のための有識者会議
令和3年5月24日
令和3年5月24日、菅総理は、総理大臣官邸で第3回気候変動対策推進のための有識者会議を開催しました。
会議では、地球温暖化対策計画及びパリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略、エネルギー基本計画等について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「先月22日の気候サミットにおいて、我が国は、2030年度の46パーセント削減目標を表明しました。
本日御議論いただいたエネルギー基本計画と地球温暖化対策計画は、2030年度のエネルギーの構成比や、各分野における目標達成に向けた具体策をお示しするものです。
有識者の皆様に頂いた御意見も踏まえながら、徹底した省エネや、再エネなどの最大限の導入、公共部門や地域の脱炭素化など、あらゆる分野で、でき得る限りの取組を進めていきます。その中で、50パーセント削減の高みにも挑戦していきたいと思います。
さらにその先に、2050年カーボンニュートラルがあります。長期戦略では、将来の産業や地域のビジョンなど、2050年の長期目標に向けた方向性をお示しし、絶え間ない取組を続けてまいります。
来月中旬にはG7サミットが英国で開催されます。我が国としては、目標の実現に向けて、高い技術力もいかしながら取り組んでいく強い決意を示してまいります。その後の途上国との議論も見据え、世界全体の脱炭素化に向けたG7の結束を更に強化します。日本のリーダーシップを示す機会としたいと思っておりますし、そのための具体策の検討を進めてまいります。
本日、有識者の皆様には御提言ありがとうございました。」