6月下旬からの大雨に関する関係閣僚会議
令和元年7月4日、安倍総理は、総理大臣官邸で6月下旬からの大雨に関する関係閣僚会議(第3回)を開催しました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「九州を中心に、降り始めからの雨量が1,000ミリを超えたところもあるなど、記録的な大雨となっています。土砂災害や、氾濫危険水位を超過する河川が相次ぐほか、交通機関も乱れるなど、国民生活にも大きな影響が生じており、多くの方々が不安な日々を過ごされています。
警察、消防、海上保安庁の各機関は避難の呼びかけや救難・救命活動に全力で取り組んでいるほか、昨日、鹿児島県知事より自衛隊の災害派遣要請がなされ、既に部隊が活動を開始しています。
また、国土交通省のTEC−FORCE(緊急災害対策派遣隊)が、現地で被災情報の収集を実施しているほか、排水ポンプ車により浸水被害の軽減にも努めています。
今後も、事態は刻々と変化していきます。国民の命を守るため、引き続き、迅速かつ分かりやすい情報発信を徹底するとともに、被害を把握した場合には、自治体や関係機関と緊密に連携しつつ、救難・救命活動等に全力で取り組んでください。また、鹿児島県大王川の決壊箇所の応急復旧や、損壊した道路の啓開等に迅速に取り組んでください。
九州南部の雨は現在、小康状態となっておりますが、これまでに降った大雨により地盤は緩んでいるところもあります。国民の皆様におかれましては、油断することなく、引き続き、土砂災害や河川の氾濫などに十分警戒してください。
多くの自治体で避難指示や勧告が出され、既に多くの方々が避難をしています。避難指示等が出されている地域にお住まいの方々は、必要に応じて関係機関や地域の支援を求めつつ、早めの避難を行うよう、重ねてお願いします。」