新型コロナウイルス感染症対策本部(第87回)
令和4年2月10日、岸田総理は、総理大臣官邸で第87回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。
会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「国民の皆様の御協力により、感染拡大のスピードは明らかに落ちてきています。例えば、東京都における先週・今週比の7日間移動平均は、まん延防止等重点措置の適用を開始した2週間前の2.6倍から、足元では1.1倍まで低下しており、これまで講じてきた措置は一定の効果があったと考えています。
他方で、感染者数はなお増加しており、専門家からも、更に遅れて重症者が増加するリスクが指摘されています。社会経済の維持に支障を来すおそれにも、引き続き、注意が必要です。まだまだ安心できる状況ではありません。
こうした点を踏まえ、本日、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、群馬県、新潟県、岐阜県、愛知県、三重県、香川県、長崎県、熊本県、宮崎県、以上、1都12県のまん延防止等重点措置を3月6日まで延長すること、また、要請のあった高知県に同措置を適用し、期間は2月12日から3月6日までとすることを決定いたしました。
併せて、オミクロン株の特性を踏まえた、メリハリのきいた対策を更に強化します。知事会やコロナ分科会の提言等を踏まえた、学校や保育所、高齢者施設等における感染防止策の強化、臨時の医療施設等の整備、ワクチンの3回目接種の1日100万回を目指した加速などについて、基本的対処方針に盛り込み、政府一丸となって対策を実行してまいります。
各大臣におかれましては、引き続き緊張感を持って、対応に当たっていただきますようお願いいたします。」