pdf平成23年(2011年)4月26日(火)発行 第7号
道路状況等により本紙の到着が発行日より遅れることがございます。

目の不自由な方がいらっしゃいましたら、周りの方が読み上げてお伝えいただきますよう、お願いいたします。

被災者のみなさまへ

政府からのお知らせ

 仮設住宅建設の力強い槌音が、各地で聞かれるようになりました。菅総理は22日の会見で、5月末までに3万戸を完成させ、最終的には(借り上げなどを含めて)10万戸を用意したい、と表明しました。今号の2面では、ご近所の市町村の着工状況や、全国的な空き住宅・宿泊施設等の入居可能人数などを、まとめてお知らせします。  そうした当面の住まいに移れる日まで、避難所で生活される女性のみなさまへ、より確かな安心・安全を確保していただく為、必要な情報を3面に特集しました。各地の避難所の参考事例などもご紹介いたします。

平成23年(2011年)4月26日

大切なお知らせ

仕事をお探しの方へ:全国から求人が寄せられています。

ハローワークインターネットサービスでは、被災された方を対象とした求人(4月15日時点約6,500件)が検索できます。被災された方々の積極的な採用を、全国の企業に引き続き呼びかけていきます。

第5号掲載のハローワーク連絡先に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。
気仙沼(臨時相談窓口) 誤:080-2087-4956 → 正:080-2807-4956


福祉用具でお困りの方へ:こちらにご連絡ください。

障害者や高齢者の方々で、「使っていた車椅子が身体に合わない」、「使っている義足の調子が悪い」、「杖が曲がってしまった」など、使用している福祉用具(補装具や日常生活用具など)でお困りのことがありましたら、ご連絡ください。専門のスタッフが、フィッティングや申請手続きなどの相談支援に伺います。
お問い合わせ先
障害者等福祉用具支援本部 TEL:03-3811-0697 FAX:03-3814-5250(受付/月〜金 8:30〜17:00)


  • あなたへのメッセージ
  • 見せましょう、野球の底力を。

    今回の大震災で被災された方々に、深くお見舞いを申し上げます。楽天イーグルス一同は、野球人として、そしてひとりの人間として、今、何ができるのかを日々考えています。シーズンも開幕しました。プロの野球選手として、毎日全力で試合に臨み、そして東北のみなさまと勝利の喜びを分かち合うために、勝って、勝って、勝ちまくりたいと思い、全力でプレーします。またこれからも、僕たちにできることを精一杯行っていきます。

    東北楽天イーグルス選手会長 嶋 基宏

原子力に関する質問にお答えします
首相官邸災害対策ページの「東電福島原発・放射能関連情報」のページに、「よくあるご質問」のコーナーを新設しました。今後も充実させていきます。
https://www.kantei.go.jp/saigai/faq/index.html


ラジオ番組「震災情報 官邸発」毎日放送中
※放送時間は番組編成の都合上、急遽変更・中止になる可能性もあります。予めご了承ください。
FM仙台(月〜日 19:55〜20:00) FM福島(月〜日 20:55 〜 21:00) FM岩手(月〜金 20:55 〜 21:00 土日 21:55 〜 22:00)
東北放送( 月〜日 21:55〜22:00) ラジオ福島( 月〜金 21:45〜21:50 土日 22:00〜22:05)
岩手放送( 月〜木 21:55〜22:00 金 22:55〜23:00 土 20:55〜21:00 日 21:00〜21:05)


最新の情報は、「首相官邸災害対策ページ」で、お知らせしております。
URL : https://www.kantei.go.jp/saigai/ または、「首相官邸災害対策ページ」で検索。携帯電話からもご覧いただけます。

住まいのこと

応急仮設住宅の着工状況
※自治体が避難先をご用意した場合は、移動費用、宿泊費・家賃は無料となります。 ※光熱水費については、自己負担になります。
岩手県 当面必要な18,000戸のうち、着工済みおよび着工予定のものは、県内76地区で5,761戸。226戸が完成しています。
宮城県 当面必要な30,000戸のうち、着工済みおよび着工予定のものは、県内62地区で6,530戸。
福島県 当面必要な24,000戸のうち、着工済みおよび着工予定のものは、県内43地区で3,652戸。349戸が完成しています。
計 181地区15,943戸が着工予定もしくは着工済み(うち575戸が完成)(4月22日時点)。
被災される前にお住まいになっていた市町村以外の仮設住宅への入居も可能です。くわしくは現在避難されている市町村役場にお問い合わせください。

  • 応急仮設住宅着工状況
  • 公営住宅や国家公務員宿舎など[家賃無料]
    全国各地(47都道府県)で、半年〜2年間程度無料で入居可能な公営住宅や国家公務員宿舎などを合計51,525戸準備しています。(うち6,404戸は入居決定済。4月16日現在)
    ※自治体が避難先をご用意した場合は、移動費用、宿泊費・家賃は無料となります。
    ※光熱水費については、自己負担になります。
    公営住宅、国家公務員宿舎等の入居についてのお問い合わせ先
    被災者向け公営住宅等情報センター
    フリーダイヤル  0120-297-722
    受付(土日祝も可)/9:00〜18:00
    ※携帯電話、公衆電話からもおかけになれます
  • 全国の旅館・ホテルでの受け入れ[宿泊費無料]
    1か月程度の一時的な避難先として、42都道府県の旅館とホテルで、146,000人分の受け入れが可能です(平成23年4月19日現在)。ご利用に際しては、宿泊施設までの移動交通費および宿泊費をお支払いする必要はありません。くわしくは現在避難されている市町村役場にお問い合わせください。
    ※自治体が避難先をご用意した場合は、移動費用、宿泊費・家賃は無料となります。

    -------------〈利用者の声〉-------------

    従業員の方がきめ細かく対応してくれて、気配りに感謝している。
    ゆっくりお風呂に入れて、気持ちが休まる。
    お風呂に入って布団で眠れるため、冷静に考えられるようになった。
    避難所よりも環境がよく、気持ちがいい。
  • 全国の公営住宅などの戸数と旅館・ホテルでの受け入れ可能人数

(注)国の宿舎等(国家公務員宿舎、雇用促進住宅等)の受入可能総数は、国(独立行政法人等を含む)から各都道府県に利用可能として情報提供する数。公営住宅等(公営住宅、高齢者向け公共賃貸住宅等)の受入可能総数は、各都道府県で受け入れ可能として国土交通省から公表されている数。

女性・子育て中の方へのお役立ち情報

  • 女性やお子さまに配慮した避難所運営のヒント
  • 震災の影響でストレスが高まりやすい避難所の生活を、少しでも過ごしやすく・助け合いが生まれやすい環境にするために、女性や子育て中の方・介助が必要な方々に配慮したり、施設運営に女性が参画するなどの工夫をしている避難所があります。避難所の運営を担う方々にも、ご参考にしていただければと思います。
  • --------〈避難所レイアウトの配慮〉--------
    間仕切り設置の"きっかけ"を作りましょう
    プライバシーのために間仕切りを設置することが有効です。
    しかし隣の方への遠慮などから、自分から言い出せない場合が多いという声も聞きます。
    そこで、ある避難所では、快晴の日に畳や布団を干して、みんなで一斉大掃除を呼びかけ、その機会に設置する工夫をしています。
    乳幼児のいる家族だけが滞在する部屋を作りましょう
    専用スペース設置により、赤ちゃんの夜泣き声や授乳など、周りを気にせず、子育てができるようになります。お母さん同士の情報交換などにもつながります。
    土足厳禁エリアを徹底しましょう
    ほこりも少なくなるなど、衛生面も改善されます。
  • --------〈女性ニーズの反映〉--------
    女性の意見を集約し、日常生活のルールを下記のように改善している避難所もあります。
    男女別の入浴施設、更衣室、物干し場の設置。
    →生理用品や女性用下着等の物資を手渡す担当者を、必ず女性が担当。
    →防犯ブザーやホイッスル(笛)を配って、防犯対策を進める。
  • 女性警察官による避難所巡回相談
  • 『女性やお子さまがいらっしゃる方々の不安にお応えします』
    子どもの学校の行き帰りが心配… 女性用の下着をどこに干せばいいの?
    避難所が夜、真っ暗になってしまうので不安… お酒を飲んでいる人がいて怖い…
    プライバシーを確保してほしい…

  • 被災された方のお話をうかがう女性警察官
    女性警察官などが避難所を巡回し、こうした相談をお受けしています。
    避難所がある地域の警察はもちろん、全国の警察から、100人を超える女性警察官などが、多くの避難所を訪れています。
    悩みや心配事があれば、お気軽にご相談ください。
    女性や子育て中の方など、男性には相談しづらいことであっても、お話をうかがいます。みなさまから寄せられた要望を、関係機関などに伝達し、女性やお子さまに配慮した避難所運営がなされるためのお手伝いをさせていただきます。
    お問い合わせ先:警察署の相談窓口・警察総合電話  (♯9110)
  • ストレスの高まりに伴い、トラブルも生じやすくなります。
  • 女性の悩み全般:県等の女性相談窓口
    岩手県 019-606-1762 (毎日 9:00〜16:00 火、金は 20:00まで)
    宮城県 022-211-2570 (平日 8:30〜16:45)  仙台市 022-224-8702 (日・祝日以外 9:00〜15:30)
    福島県 024-522-1010 (祝日以外 9:00〜21:00)
    ※なお、福島県では各市町村の保健福祉事務所でも相談を受け付けています。( 平日 8:30〜17:15)
    配偶者からの暴力:DV相談ナビ 0570-0-55210 (24時間、自動音声)
    ※性犯罪の被害や捜査に関する相談は警察までお問い合わせください。
    こどもの相談
    チャイルドライン 0120-99-7777 ※18歳までの子ども専用電話です(月〜土 16:00〜21:00)(携帯通話可能)
    児童相談所全国共通ダイヤル 0570-064-000 もしくは最寄りの児童相談所へ

次回第8号は4月28日(木)発行予定です。

壁新聞は、岩手県・宮城県・福島県の各地の避難所や以下の店舗で掲示しています。