令和5年8月3日（木）午前

　ニジェール共和国の情勢及び同国からの邦人の退避について、日本政府としては、ニジェールを管轄する在コートジボワール大使館及び在フランス大使館を中心に、フランスを始めとする関係国と緊密に連携しつつ、邦人の安全確保に全力を尽くしてきたところであります。また、関係省庁間で緊密に連携し、万全を尽くす観点から、２日１６時、官邸危機管理センターに情報連絡室を設置しました。外務省においても、同時刻にアフリカ部長をヘッドとする連絡室を設置しました。
　こうした中、現地時間３日未明、ニジェールからの退避を希望していた在留邦人８名が、フランス政府が手配した航空機にてニジェールからパリに退避しました。今回の邦人退避に当たって、フランス政府の協力に対して心からの感謝を申し上げます。これにより、１日にニジェールからパリに退避した２名と合わせて、退避を希望していた１０名の邦人全員の出国が実現しました。
　ニジェール国内には、様々な御事情により、引き続き在留を希望された邦人の方々がごく少数いらっしゃいますが、政府としてニジェール国内の在留邦人の安全確保に、引き続き全力で対応してまいります。私（官房長官）からは以上です。