令和5年5月12日（金）午前

　閣議の概要について申し上げます。一般案件等１４件、法律の公布、政令、人事が決定されました。大臣発言として、岸田内閣総理大臣から、「海外出張不在中の臨時代理について」、御発言がありました。

　次に、本日、国家安全保障会議及び閣議において、「シナイ半島国際平和協力業務実施計画の変更」及び「南スーダン国際平和協力業務実施計画の変更」について決定されました。
　これにより、シナイ半島においては、エジプト・イスラエル間の停戦監視等を行う「多国籍部隊・監視団（ＭＦＯ）」司令部への自衛官の派遣を現在の２名から４名に増員します。これは、４月３０日に行われた日エジプト首脳共同記者発表において、岸田総理から発言があった方針を具体化するものであり、中東の平和と安定への貢献、他の要員派遣国との連携促進、また、人材育成や知見の蓄積の観点においても意義深いものであります。
　また、南スーダンにおいては、国際連合南スーダン共和国ミッション（ＵＮＭＩＳＳ）への司令部要員の派遣を１年間延長することになります。
　これらの派遣も通じ、引き続き国際社会の平和と安定に積極的に寄与してまいります。

　次に、岸田総理は、明日、Ｇ７広島サミットに関する視察を行うため、広島を訪問する予定です。広島県立総合体育館で行われる国際メディアセンター開所式に出席するほか、首脳会議場であるグランドプリンスホテル広島等を視察する予定です。あわせて、平和記念公園及び宮島についても訪問する方向で調整しています。政府としては、Ｇ７広島サミットの成功に向け、今回の視察も踏まえ、引き続き準備に万全を期してまいります。私（官房長官）からは以上です。