令和5年4月19日(水)午後

更新日:令和5年4月19日 内閣官房長官記者会見

動画が再生できない方はこちら(政府広報オンライン)

スーダンにおける治安情勢の悪化について

 4月15日、ハルツーム市を含むスーダン全土において、スーダン国軍と即応支援部隊との間で武力衝突が発生し、これまでに多数の死傷者が発生しています。翌16日、我が国は、全ての当事者に対し、即時の暴力停止を呼び掛ける外務大臣談話を発出しました。G7軽井沢外相会合の機会を含め、関係国とも連携し、停戦の実現を呼び掛けていますが、停戦の実現には至っていません。
 19日時点で、スーダンには、大使館員を含め約60名の邦人が滞在しています。現地に滞在する全ての邦人と連絡が取れており、これまでのところ、在留邦人の生命、身体に被害が及んでいるとの情報には接していませんが、水、食料が不足し、頻繁に停電が起こるなど、厳しい状況にあると承知しています。現地の治安情勢の悪化を踏まえ、政府として、現地邦人の安全確保のため、全力で必要な支援を行っています。
 こうした状況を受け、本日12時30分、内閣危機管理監をヘッドとする官邸対策室を設置しました。官邸対策室においては、関係省庁間で緊密に連携し、邦人の生命、身体の安全の確保のために万全を期し、外務省においても、外務事務次官をヘッドとする対策室を設置しました。また、本日13時5分、外務大臣から防衛大臣に対し、現地に滞在する邦人等輸送の実施に必要となる準備行為を要請しました。これを受け、防衛省においては、邦人等輸送に向けた所要の準備を開始しました。
 引き続き邦人の安全確保及び退避を含め、G7を始めとする主要各国とも緊密に連携しつつ、政府として、在留邦人の安全確保に全力で対応してまいります。私(官房長官)からは以上です。

関連リンク