令和5年4月11日（火）午前

　閣議の概要について申し上げます。一般案件等５件、法律の公布、政令、人事が決定されました。大臣発言として、外務大臣から「令和５年版外交青書について」、岸田内閣総理大臣から「海外出張不在中の臨時代理等について」、それぞれ御発言があり、私（官房長官）から「千玄室氏に対する内閣総理大臣顕彰の授与について」、申し上げました。

　次に、千玄室氏に対する内閣総理大臣顕彰の授与について申し上げます。岸田内閣総理大臣は、外務大臣からの推薦を受けて、裏千家第１５代家元の千玄室氏に対し、内閣総理大臣顕彰を授与することを決定いたしました。千玄室氏は、半世紀以上にわたり、日本文化の精神を世界に広め、茶道を通じた国際文化交流、国際平和の発展に尽力され、我が国の重要施策である平和外交の推進に多大に貢献するとともに、日々の研さんを重ね、生涯現役を貫く姿勢は、全ての国民の模範とするところであり、その功績は誠に顕著であります。この功績をたたえ、内閣総理大臣顕彰を授与することとしたものです。なお、顕彰式は、４月２０日総理大臣官邸において行う予定としております。

　次に、本日の閣議において、シェイク・ハシナ・バングラデシュ人民共和国首相を４月２５日から２８日までの間、公式実務訪問賓客として接遇することを了解しました。滞在中、天皇陛下は、ハシナ首相を御引見になる予定です。また、岸田総理は、ハシナ首相と会談し、ワーキングディナーを実施する予定であります。バングラデシュは、伝統的な友好国であり、昨年、外交関係樹立５０周年を迎えました。今般のハシナ首相の訪日を通じ、長年の両国の友好協力関係が一段と深まることを期待します。私（官房長官）からは以上です。