令和5年3月10日（金）午前

　閣議の概要について申し上げます。一般案件等１１件、法律案、政令、人事が決定されました。閣僚発言として、総務大臣から、「家計調査結果について」、岸田内閣総理大臣から、「海外出張不在中の事務代理について」、それぞれ御発言がありました。閣僚懇談会においては、厚生労働大臣から、「マスク着用の考え方の見直しについて」、後藤大臣から、「マスク着用に係る業種別ガイドラインの見直しについて」、それぞれ御発言があり、私（官房長官）から、「閣議でのマスクの着用の取扱いについて」、申し上げました。具体的には、令和２年４月の閣議から、当面の間、マスクを着用するよう求めておりましたが、３月１３日以降、この取扱いをやめることとする旨申し上げました。

　明日３月１１日、かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災から１２年目を迎えます。改めて、震災により犠牲になられた方々の御冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様や今なお避難生活を送っておられる方々に心よりお見舞いを申し上げます。先般発表いたしましたとおり、明日、岸田総理は、福島県の主催する追悼式に出席します。
　また、同日には、復興大臣が岩手県及び釜石市の主催する追悼式に出席するとともに、宮城県の国営追悼・祈念施設を訪問し、献花、黙とうを行います。政府として、参列者の皆様とともに哀悼の誠を捧げたいと考えております。
　また、岸田総理は、同日、福島県相馬市を訪問し、震災からの復興支援として官民連携で整備された、「ＬＶＭＨ子どもアート・メゾン」を視察し、３回目の「こども政策対話」を行う予定です。追悼式の詳細については復興庁に、相馬市訪問の詳細については内閣官房にお尋ねください。

　次に、記者会見におけるマスクの着用の見直しについて申し上げます。１３日より、マスク着用の考え方が見直されることを踏まえ、記者会見時のマスク着用については、「３つの密」の回避や、「人と人との距離の確保」等の基本的な感染対策を継続することにより、個人の判断に委ねることといたします。私（官房長官）からは以上です。