令和5年2月18日(土)午後
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北朝鮮による弾道ミサイル発射について
防衛省から発表があったとおり、北朝鮮は、本日17時21分頃、平壌(ピョンヤン)近郊から、1発のICBM(大陸間弾道ミサイル)級弾道ミサイルを東方向に向けて発射しました。詳細は現在分析中ですが、発射された弾道ミサイルは、約66分飛しょうし、18時27分頃、北海道の渡島(おしま)大島の西方約200キロメートルの日本海、我が国の排他的経済水域内に落下したものと推定されます。飛しょう距離は約900キロ、また、最高高度は約5,700キロメートル程度と推定されます。政府としては、付近を航行する航空機や船舶及び関係機関への情報提供を行い、現時点において、被害報告等の情報は確認されていません。総理には、本件については直ちに報告を行い、迅速・的確な情報提供、安全確認等の指示がありました。また、政府においては、北朝鮮情勢に関する官邸対策室において情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、協議を行いました。今回の発射行動は、国際社会全体への挑発をエスカレートさせる暴挙であり、また、これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国・地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できません。また、このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議しました。また、先ほど、国家安全保障会議の4大臣会合を開催しました。会議では、北朝鮮のミサイル発射情報を集約するとともに、更なる事実関係の確認をし、分析を行いました。その上で、北朝鮮による更なる弾道ミサイルの発射等に備え、情報収集、警戒監視に当たるとともに、国民の安全と安心の確保に万全を期すことを改めて確認するとともに、外交安全保障政策に関する今後の対応方針について議論を行ったところであります。政府としては、現在開催中のG7外相会合や国連安保理の場を含め、米国・韓国を始め、国際社会と緊密に連携して対応するとともに、国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げてまいります。