令和4年7月24日（日）午後

　本日２０時５分ごろ、桜島南岳山頂火口において大規模な噴火が発生をし、大きな噴石が火口から約２．５キロメートルまで達しました。現時点で特段の被害の報告は受けておりません。気象庁は２０時５０分に、噴火警戒レベルについて、５の避難への引上げを発表しております。南岳山頂火口及び昭和火口からおおむね３キロ以内、鹿児島市有村町及び古里町にお住まいの皆様は、噴火に伴う大きな噴石に厳重な警戒をお願いいたします。また、おおむね２キロ以内の範囲では火砕流に警戒をしてください。このような状況を踏まえ、総理から２０時５０分に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針の下、政府一体となって、登山者や住民の避難等被害防止の措置を徹底すること、火山活動の状況について観測を強化し、登山者や住民に対する適時的確な情報提供を行うこと、との指示がありました。政府としましては、２０時５０分に、官邸危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、被害状況の把握に努めるとともに、人命を第一に最大限の対応を行っております。引き続き被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、災害応急対応に全力で取り組んでまいります。繰り返しになりますが、警戒地域にお住まいの皆様は、自治体や気象庁からの情報、テレビ、ラジオ、インターネットなどの情報に注意して、命を守る行動を行ってください。私からは以上でございます。