令和4年6月10日(金)午前
閣議の概要について
閣議の概要について申し上げます。国会提出案件19件、法律の公布、政令、人事が決定をされました。大臣発言として、国土交通大臣から、「令和4年度版『水循環白書』、『首都圏白書』、『土地白書』、『観光白書』及び『交通政策白書』について」、二之湯大臣から、「『防災に関してとった措置の概況』及び『令和4年度の防災に関する計画』について」、経済産業大臣から、「外為法に基づくロシア連邦に対する制裁措置を実施するための輸出貿易管理令の改正について」、岸田総理大臣から、「海外出張不在中の臨時代理について」、それぞれ御発言がありました。
岸田総理のシンガポール訪問について
次に、岸田総理大臣は、本日6月10日から11日までの日程でシンガポールを訪問する予定であります。訪問中、岸田総理大臣は、「シャングリラ・ダイアローグ」において基調講演を行い、ウクライナを含む現下の国際情勢や厳しさを増す地域の安全保障環境、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組等、我が国の外交・安全保障政策についての考えを世界に発信する予定であります。また、今回の訪問は、シンガポール政府からの公式訪問の招待を受けたものであり、岸田総理は滞在中、日・シンガポール首脳会談を行い、ウクライナ情勢を含む地域及び国際社会の諸課題に対する連携や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力の更なる促進及び二国間関係の一層の強化を確認する予定であります。
拉致問題の啓発活動について
次に、拉致問題の啓発活動について御報告をします。政府は、拉致問題の啓発、特に若い世代への啓発に力を入れて取り組んでいますが、お手元の資料にありますように、令和4年度の新規事業として、飯塚耕一郎さんを主人公とした電子版コミック「母が拉致された時 僕はまだ1歳だった」を教育現場に無償貸与する電子図書館を本日スタートさせます。また、同電子版コミックや、アニメ「めぐみ」等を題材とした作文コンクール2022についても本日から募集を開始します。そして、これらについての動画付バナー広告を各種SNSに掲載をいたします。今後とも拉致問題の啓発活動に力を入れて取り組んでまいります。私(官房長官)からは以上でございます。