令和4年5月16日(月)午前

更新日:令和4年5月16日 内閣官房長官記者会見
 
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モルドバへのJICA第3次調査団の派遣について

 冒頭、私(官房長官)から2件あります。まず、ウクライナ避難民を人口比で最も多く受け入れているモルドバへの支援のため、本日からJICAが第三次調査団を派遣をします。JICAは、3月から4月にかけて、モルドバに第一次及び第二次JICA調査団を派遣し、人道支援や保健医療分野の協力のニーズ調査や、WHO(世界保健機関)と連携した形で、緊急医療調整本部にて国際医療支援の総合調整や医療データ管理等に貢献をし、モルドバ政府やWHOから高い評価を受けているところであります。今般、WHOの要請を受け、WHOと連携した国際緊急医療支援の調整や医療情報管理の分野に加え、モルドバにおける災害医療体制強化のニーズ調査を行う予定であります。引き続きG7を始めとする国際社会と日本は連携をしながら、ウクライナの人々、そして避難民を受け入れる近隣国にも寄り添った支援を実施をしていきます。

ハリーファ・アラブ首長国連邦大統領の薨去(こうきょ)について

 次に、13日、アラブ首長国連邦政府から、ハリーファ大統領が薨去(こうきょ)された旨、発表がありました。日本国政府として、アラブ首長国連邦政府及び同国国民の皆様に対し、心からの哀悼の意を表します。故ハリーファ大統領は、2004年の就任以降、アラブ首長国連邦の経済社会開発と中東地域の平和と安定に重要な役割を果たされました。故ハリーファ大統領は、1970年に開催された大阪万博の際にアブダビ首長国の皇太子として訪日されて以降、エネルギー分野を中心に我が国との関係強化に格別な配慮を払われてきました。世界各国から深い尊敬を集められた故ハリーファ大統領との間で築いた基礎の上に、新たに大統領に選出されたムハンマド大統領と緊密に連携し、両国の友好関係を更に発展をさせていく考えであります。14日から16日にかけて、アブダビ首長国にて各国からの弔問の受入れが行われており、我が国から総理特使として甘利明衆議院議員を派遣し、アラブ首長国連邦の要人に直接弔意を伝達する予定であります。私(官房長官)からは以上です。

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