令和4年3月17日(木)午前
福島県沖を震源とする地震について
昨日23時36分ごろ、福島県沖を震源とする地震により、宮城県及び福島県において最大震度6強の強い揺れが発生しました。この地震に伴い、宮城県から福島県の沿岸に津波注意報が発表されています。海岸には近づかないように注意をしてください。まず、原子力施設の被害については、女川原発及び福島第二原発は現時点で異常ありません、福島第一原発については現在確認中であります。人的・物的被害についても確認中です。震度6強を観測した宮城県、福島県を中心に110番、119番通報が多数寄せられており、現在被害情報の収集・把握に全力で当たっています。また、ライフラインについては、停電は東北電力管内で約15万件、東京電力管内で約208万件、断水は確認中、通信障害は確認中との報告を受けています。交通機関についても確認中です。このような状況を踏まえ総理から、昨日23時38分に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針の下、政府一体となって被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと。国民に対し、避難や被害等に関する情報提供を適時的確に行うこととの指示がありました。政府としましては、地震発生後、直ちに官邸危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、総理の指示を踏まえ、人命第一の方針の下、被害状況把握と、救命・救助活動に総力を挙げて取り組んでいるところです。引き続き、被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、警察、消防、自衛隊、海上保安庁を中心に、救命・救助活動を最優先に、災害応急対策に全力で取り組んでまいります。今後1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意をしてください。特に地震発生から2,3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。揺れの大きかった地域にお住まいの皆様は、倒壊した建物や道路など、危険な場所には近寄らず、自治体の避難情報の他、テレビ、ラジオ、インターネットなど情報にも留意しつつ、行動をいただきますよう重ねてお願いを申し上げます。