令和4年1月30日（日）午前

　北朝鮮は本日７時５２分頃、北朝鮮内陸部から弾道ミサイル１発を東方向に発射をいたしました。詳細は、現在、分析中でありますが、当該弾道ミサイルは、通常の弾道・軌道だとすれば、最高高度約２，０００キロメートル程度、飛翔時間３０分程度、約８００km程度飛翔し、日本海側の我が国排他的経済水域外に落下したものと推定されます。政府としては、付近を航行する航空機や船舶及び関係機関への情報提供を行い、現時点において、被害報告等の情報は確認をされていません。総理には本件についてただちに報告を行い、情報収集分析に全力を挙げ、国民に対して迅速・的確な情報提供を行うこと。航空機船舶等の安全確認を徹底すること。不測の事態に備え、万全の態勢をとることとの指示がありました。また政府においては、官邸危機管理センターに設置している北朝鮮情勢に関する官邸対策室において、関係省庁間で情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議を行いました。これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射を含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国と地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであります。また、このような烈度の高い弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、我が国としては北朝鮮に対して厳重に抗議をいたしました。国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き情報収集・分析及び警戒監視に全力を挙げ、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに公表することとしたいと考えております。