令和3年9月30日(木)午後
更新日:令和3年9月30日
内閣官房長官記者会見
28日に発射された北朝鮮によるミサイルについて
まず冒頭、28日に発射された北朝鮮によるミサイルについてでありますが、昨日の北朝鮮メディアにおいて、新しく開発した極超音速ミサイル「火星8」の試験発射を初めて実施したこと、ミサイルの安定性や誘導機動性、滑空飛行特性などを実証したことなどが報じられたところであります。詳細については更に分析する必要がありますが、これまでに得られた諸情報を総合的に勘案すると、今般の発射は、関連する国連安保理決議に違反する弾道ミサイル技術を使用したものと判断をされ、この点、極めて遺憾であります。政府として、北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に対し厳重に抗議を行い、強く非難をしたところであります。また、こうした情勢も踏まえ、本日、日米韓の六者会合首席代表の間で日米韓電話協議を実施をし、最近の核・ミサイル活動に焦点を当てて、北朝鮮情勢について意見交換を行い、こうした活動について改めて懸念を共有したところであります。政府としては、北朝鮮の軍事動向について、引き続き、米国等とも緊密に連携をしながら、必要な情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げ、我が国の平和と安全の確保に万全を期してまいります。