令和3年2月14日(日)午前
福島県沖を震源とする地震について(2)
まず昨日23時8分頃に発生した福島県沖を震源とする最大震度6強の地震に関してでありますが、まずこの地震による津波の心配は先ほど申し上げたとおり、ございません。また福島第一、第二原子力発電所、女川原子力発電所、いずれも異常なしということであります。またその他の原子力関係施設も異常なしとの報告を受けております。現時点での被害状況でありますが、人的被害は確認中、建物被害については福島県伊達市で建物被害が発生しております。宮城県塩釜市で火災が発生し、現在、消火活動が行われているとのことであります。インフラについては、鉄道に関し、東北新幹線、山形新幹線が一部区間で運転を見合わせております。常磐自動車道で土砂崩れが発生しているほか、東北自動車道を始め、複数の高速道路で通行止めとなっております。ライフラインについては、電力に関して複数の火力発電所が運転停止となっているほか、東京電力管内で78万戸、東北電力管内で7万戸が停電中であります。また通信については、現時点で把握できている範囲では被害情報はないということであります。なおガス・水道については被害情報を収集中との報告を受けております。政府においては内閣府の調査チームを福島県庁に既に派遣をしたところであります。また本日午前9時に関係閣僚会議を開催する予定としております。総理の指示の下、関係省庁が緊密に連携し、引き続き人命第一、最大限の対応を行ってまいります。また引き続き、揺れが大きかった地域の皆様は、自治体などの避難情報のほか、テレビ、ラジオなどの情報にも注意しつつ、落ち着いて行動していただくよう、お願いを申し上げます。また今後1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意をしていただきたいと思います。私(官房長官)の方からは以上であります。