令和元年9月3日(火)午前
閣議の概要について
閣議の概要について申し上げます。一般案件等3件と政令、人事が決定されました。大臣発言として、平井大臣から「平成30年度版原子力白書について」、安倍総理大臣から「海外出張不在中の臨時代理等について」それぞれ御発言がありました。
閣僚懇談会においては、片山大臣から「令和元年の地方分権改革に関する提案募集の取組について」御発言がありました。
会計検査院長の人事について
本日決定された会計検査院長の人事については、お配りした資料のとおりであります。
デジタル・ガバメント閣僚会議について
本日、閣議前に「デジタル・ガバメント閣僚会議」を開催をし、マイナンバーカードの普及に向けた取組、及び各省庁の政府情報システム関連予算の一括計上について議論を行いました。マイナンバーカードについては、日常生活のあらゆる場面で行政にかかわる手続きの電子化を可能とするものでありますが、現状では交付率が13.9パーセントにとどまっております。これについて政府として、「マイナンバーカードを活用した消費活性化策」や「健康保険証としての利用」等に取り組むことにより、「2022年度中にほとんどの住民がマイナンバーカードを所有することを想定」をしており、本日、それにいたる具体的なスケジュールに加え、保険者、医療機関等、市町村における時期ごとの具体的な取組方針について決定をいたしました。また、今後の予算編成では、各省庁の政府情報システムの関連予算について、各省庁がバラバラに措置するのではなく、原則として内閣官房において一括して要求して予算計上することとし、来年度予算においては、その初年度として約700億円を一括して要求することとなりました。
知的財産戦略本部について
先ほど閣議前に、知的財産戦略本部会合が開催され、「クールジャパン戦略」が決定をされました。クールジャパンに関連する政策については、デジタル化・グローバル化の進展や、外国人の関心の深まりなど環境の変化を踏まえ、その取組を強化するため、これまで平井大臣の下で検討が行われてきたところであります。それを踏まえ、今般、政府全体としての戦略をまとめたものであります。今般の戦略により、内閣府を中心に政府一丸となり、また、官民含めた関係者が一体となって協力しながら、我が国社会の活性化やソフトパワーの強化につなげてまいりたいと思います。