令和元年6月18日(火)午後
山形県沖を震源とする地震について(1)
本日22時22分頃、山形県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。震度6強は新潟県村上市を中心とした下越地方、震度6弱は山形県鶴岡市を中心とした庄内地方などとなっております。この地震に伴い、山形県から石川県の日本海側にかけて、津波注意報が発表されております。注意報が発表されている地域の皆様は、海岸から離れて、安全な場所に避難してください。また新潟県の柏崎刈羽(かしわざきかりわ)原子力発電所、宮城県の女川(おながわ)原子力発電所を始め、全ての原子力発電所について、異常なしとの報告を受けております。人的被害の状況については現在確認中であります。山形県内で5,900戸、新潟県内で3,200戸の停電が発生しているとの報告を受けております。また、道路については、山形道の湯殿山~鶴岡ジャンクション、日本海東北道鶴岡ジャンクション~酒田みなとなどで通行止めとなっております。このような状況を踏まえ、総理から22時30分に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、政府一体となって、被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力に取り組むこと、国民に対し、津波、避難や被害等に関する情報提供を適時的確に行うこととの指示がありました。政府としては地震発生直後に官邸危機管理センターに官邸対策室を設置し、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、総理の指示を踏まえ、私(官房長官)も協議に参加して人命を第一に、最大限の対応を行うよう指示いたしました。引き続き、強い揺れを伴う余震が発生する可能性があります。揺れが大きかった地域の皆様は自治体などの避難情報のほか、テレビ・ラジオなどの情報にも注意して行動していただきたいと思います。