平成31年1月3日(木)午後
熊本県熊本地方を震源とする地震について(1)
本日18時10分頃、熊本県熊本地方を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。この地震による津波の心配はありません。このような状況を踏まえ、総理から、18時13分に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、政府一体となって、被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと、国民に対し、避難や被害等に関する情報提供を適時的確に行うこと、この指示がありました。政府としましては、地震発生後、直ちに官邸危機管理センターに官邸対策室を設置し、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、私も協議に参加し、対応に万全を期すよう指示したところであります。現在、被害情報の収集・把握に全力で当たっております。原子力発電所に関しては現在のところ、玄海原発、川内(せんだい)原発ともに異常はないとの報告を受けております。また、熊本空港において、着陸を見合わせているほか、九州新幹線の博多、新八代間で運転を見合わせているという報告を受けております。引き続き、被害状況の把握を進め、被災自治体と緊密に連携を図りながら、救命・救助活動を最優先に災害応急対策に全力で取り組んでまいります。今後、強い揺れに伴う余震が発生する可能性があります。揺れが大きかった地方の皆さんにおかれましては、自治体などの避難情報のほか、テレビ・ラジオなどの情報にも注意しつつ、お互いに助け合い、落ち着いて行動をしていただきたいと思います。