平成30年7月7日(土)午前
平成30年7月豪雨について(1)
5日以降の前線による大雨により、各地で河川の氾濫、土砂災害が発生いたしております。これまでに、死者4名、心肺停止6名、行方不明2名のほか、土砂崩れに巻き込まれた方々など救助が必要な事案、100件以上把握しております。現在、警察・消防・自衛隊が約4万8千人の体制で人命を第一に、捜索、救助活動を行っております。
政府では先ほど、午前10時より関係閣僚会議を開催し、会議の冒頭、安倍総理から、人命第一の方針の下、救助部隊を遅滞なく投入し、被災者への救命、救助に全力を尽くすこと、先手先手で被害の拡大防止に万全を期すこと、被災府県、被災市町村と緊密に連携して、住民の避難、被災者の生活支援、ライフラインの復旧などに当たること、以上の指示がありました。これを受けて、官邸危機管理センターの体制を官邸連絡室から官邸対策室に格上げし、総理指示を踏まえて、先手先手で対策を講じているところであります。明朝も関係閣僚会議を開催し、対応に万全を期すことにいたしております。
西日本と東日本では、今後も断続的に降り、過去の大雨を大きく上回る記録的な大雨となるおそれがあります。土砂災害や河川の増水、氾濫に厳重に警戒するとともに、自治体や気象台が発表する避難勧告や気象情報等に留意し、早めの避難を心がけるなど、安全確保に努めていただきたい、このように思います。