令和3年12月24日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 冒頭2件お知らせがございます。
 まずワクチンの接種回数です。昨日12月23日の公表値で、初回接種と追加接種を合わせた総接種回数は1億9,900万回を超えております。このうち、追加接種をしていただいた方は33万7,970回です。全人口に対する1回目の接種率は79.2%、そして2回目の接種率は77.7%となっております。追加接種の接種率は0.3%です。
 最後に、車座対話の実施についてもご報告をさせていただきます。来週月曜日、12月27日、「せたがや子育てネット」を訪問し、そしてお子さまを持つ親御さんとの車座対話を行わせていただきます。昨日の厚生労働省の審議会でも議論されていますが、今後小児に対するワクチン接種の開始が見込まれているところです。小児に対するワクチン接種への親御さんのご意見などしっかりと伺い、小児接種に係る情報発信の方法に生かしてまいりたいと思います。
 私からは以上です。

質疑応答

(記者)
 今のに関連して、小児接種なんですけれども、12歳未満の小児接種は、みんなワクチンは受けたほういいというふうに大臣はお考えですか。
(大臣)
 私の小児接種に関する所感ですか。小児接種については、まず新型コロナワクチン接種について、今諸外国の状況やワクチンの有効性、安全性とかそういったものについて、色々な議論が行われたものと承知しておりますが、私自身は審議会のしっかりとしたご議論を注視していきたいというふうに思っています。
(記者)
 話が変わるんですけれども、もしワクチン3回目接種で、ファイザーだけに偏りが出て、在庫が減ってきた場合の想定はしているのかということと、ある地域でファイザーが少なくなってきましたというときに、地域同士で運用とか融通とかできるのか、その辺りについてお考えをお願いします。
(大臣)
 ワクチンは、ファイザーもモデルナも、mRNAでございますので、どちらも安心して打っていただけるものと思っていますので、それを皆さま方に引き続きお伝えしてまいりたいと思っております。やはり国民の皆さま方におかれましては、ファイザーもモデルナも是非両方選択肢に入れていただいて、あとはご自身の思いで選択をしっかりとしていただければと思っております。
 ファイザーについては、場合によってはそういった状況の中、なかなか予約ができなくなってくるという状況が予想される場合には、早く打ちたいならモデルナにするとか、それはそういった色々な工夫を重ねながら、速やかにワクチンを3回目打っていただければというふうに思っております。
 地域によっての偏りということにおきましては、都道府県さんにお配りする数をお示ししているところでございますが、今度は都道府県の皆さま方が調整をしていただきながら、各都道府県において速やかに、そして円滑なワクチン接種体制を築いていっていただける、ワクチンを接種していただけることに調整も入れながらやっていただけるというふうに思っております。
(記者)
 地域間で調整ができるということなんですね。
(大臣)
 都道府県において、各市町村間の偏りについての調整はできると、3回目についてはできると。
(記者)
 ワクチン接種証明書を確認することがあります。ワクチン接種証明書の海外利用については、今の時点で76カ国・地域で対応しているでしょうか。
 それから、12月20日にデジタル版で発表された新しいアプリも、海外で使えるでしょうか。他の国で認められるでしょうか。その76カ国の中で、インドネシアには利用されるでしょうか。他の国に入りたい場合は、76カ国の中で、どういう条件か、入る方法を教えてください。よろしくお願いします。
(大臣)
 ワクチン接種アプリのことについてですが、私自身がワクチン接種推進担当でございまして、そういった接種のアプリの関係はどちらかというとデジ庁のほうでご担当いただきながらやっていただいているというふうになっております。 (記者)
 アプリだけではなく、私は紙の証明書を持っているので、それを76カ国・地域で対応しているでしょうか。
(大臣)
 76カ国地域で、今お持ちのアプリが対応しているかということについてのご下問だと思うんですけれども、1カ国1カ国の細かい確認も今私自身はできていない状況なので、恐らくそれはデジ庁とかそういったアプリを専門にやってらっしゃるほうの省庁に聞いていただければと思っております。
 私はワクチン接種のほうの推進で、デジタル系を絡ませながらのワクチン接種についてのものについては、私自身の所管ではない。
(記者)
 証明書だったら別の省ということですかね。
(事務局)
 証明は別の。
(事務局)別になりますので。
(記者)
 そうですか。すいません、ありがとう。
(大臣)
 申し訳ないです、せっかくご下問いただいたのに。ありがとうございます。
(記者)
 最初の質問にも関連するんですが、オミクロン株の感染者の中には、10歳未満のお子さんもいらっしゃいますので、小児接種というのは非常に今注目あると思うんですけれども。車座対話をするにあたって大臣が大事にしたいこと、こういったことを気にして接種について考えていきたいというお考えがあれば教えてください。
(大臣)
 本当に小児接種については、やはりお子さま自身のお気持ちも、もちろん年齢によってかなりそれははっきり示す年齢の方と、まだそこまで接種について子供さん自身がどのぐらいご意見をはっきり持ってらっしゃるかということについては、幼い年齢の方もいらっしゃると思います。やはり保護者の方がしっかりと接種についてどのようなお考えを持ってらっしゃるか、何をご心配になってらっしゃるか、そういったことをしっかりと受け止めて、そしてそれをこれからの情報発信、保護者の皆さま方へお伝えすることに生かしていきたいというふうに思っているところであります。
(記者)
 すみません、ちょっとやっぱりしっくりこないので。ワクチンのファイザー、モデルナの話なんですけれども。ファイザー、モデルナどっちを打っても有効性と安全性があることはすごく分かっているんですけれども、一方で普通の感覚からすると、今までファイザー、ファイザーって1回目2回目受けてきた人が、同じ有効性と安全性が保たれているからといって、あえてモデルナを選ぼうという考えにはなかなか至らないと思うんですけれども、今こういうふうに政府が有効性と安全性を訴えるだけで、ファイザーを今まで打ってきた人にモデルナを選択してもらおうというふうになるのだろうかというところが疑問なんですけれども、大臣は発信だけで十分だというふうにお考えなんでしょうか。
(大臣)
 各地方自治体の皆さんがそれぞれ工夫を重ねてくださいながら、ご自身が受け取った、それがファイザー、モデルナどういう割合か分かりませんが、そういったものを県民、またはもっと市町村民さんに打っていただけるかを工夫していただいているといったお話をご報告をいろいろなところから伺います。
 あるところでは、例えばクリニックさんがファイザーで、少し大きい市が作る接種会場ではモデルナとか。またはある会場のところでは、例えば時間帯をちょっと遅めの時間でお仕事の後行ける会場にモデルナとか。ある方はご高齢者の方々相手だけれども、早く打ちたい人はモデルナを予約すると皆さん早く打てますよということで、先行予約みたいなことをしてくださったり、それぞれの自治体の状況に合わせて皆さま方が今工夫をしていただきながら、お一人お一人のご理解を得ようということでやってきてくださっています。
(記者)
 先ほど松野官房長官から発表もあったんですけれども、北京五輪の関係で、政府関係者が行くのを見送るという表明されました。人権問題で欧米に足並みをそろえる一方で、橋本さんらを送ってバランスを取る形かと思うんですけれども、大臣の受け止めと対応について、ご意見をお伺いいたします。
(大臣)
 先ほど官房長官からご発言があったというふうに承知をしておりますが、詳細については、これは是非外務省のほうにお伺いいただければありがたいと思います。
(記者)
 五輪大臣としての所感もないんですか。東京五輪ですけど。
(大臣)
 私自身といたしましては、東京オリパラの担当でございますので、北京五輪のいわゆる先ほどの日本政府の対応ということについては、私自身から発言するという立場ではないというふうに自分では思っております。
 
                
 以上