令和3年11月12日
閣議後定例記者会見
冒頭発言
本日、官邸の閣僚会議後に行われました新型コロナウイルス感染症対策本部において、次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像が取りまとめられました。
ワクチン接種について、１回目、２回目の接種については11月11日公表時点で１回目が終えられた方78.2％、２回目終えられた方74.5％となっており、また、追加接種については、接種対象のうち、接種を希望する全ての方が受けられるように、各自治体での接種体制の確保に加え、職域接種も実施することといたします。
具体的には、１回目、２回目接種を実施した企業・大学等から、職域接種の希望を募って、そして来年2022年３月を目途に、追加接種を開始することというふうに、閣議後の会議で発言させていただきました。
岸田総理からは、全体像の取りまとめを受けて、関係大臣に対し、新たな日常を一日も早く実現できるように、対策に万全を期するようにとのご指示がございました。
ワクチン接種推進担当大臣として、接種が円滑に進むように、関係大臣の皆さま方とも連携しながら、引き続き取り組んでまいりたいというふうに思っております。
このフリップをご覧いただければと思います。こちらはいわゆる２回目接種が行われた実績をもとに、仮に２回目接種後ちょうど８カ月を経過した方が順次追加接種を行う場合に見込まれる、全国での１日当たりの接種回数をグラフで示したものです。
このグラフでも明らかなように、機械的に当てはめた場合、12月からの追加接種開始後、来年２月には高齢者の接種回数が本格化いたします。このグラフのこの部分、５月末までに２回目接種を終えた方については、お配りする本数を示したところでありますし、これから15日からの週に配送させていただく、そういった準備ができている部分であります。
そして、来年２月には高齢者の接種回数が本格化するというのは、ここの部分が来年の２月には本格化してくるというところです。高齢者の方々については、来年の２月から本格化するということは、つまり今年の６月に本格的にぐっと接種回数が増えた部分について、８カ月後が来年の２月に回ってくるということになります。
１日当たりこういった時期には、60万回を超えることも見込まれます。さらに、高齢者以外の方の接種も本格化する３月以降には、１日当たり90万回を超えていくということも想定されます。
このため、政府としては各自治体に対し、12月からの追加接種が見込まれることから、接種体制の確保に取り組むように通知させていただきますとともに、12月および１月接種分として、ファイザー社ワクチン412万回分の配分をお示しさせていただいたところでもございます。
また、来年２月以降、高齢者への接種も本格化することから、２月以降のワクチンの配分についても、近日中にお示しすることとさせていただきます。
さらには、高齢者以外の方の接種も本格化する来年３月には、職域接種の開始も予定しております。企業や大学などにおかれましては、職域接種の実施に前向きにご検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。
政府としては、このような見通しを踏まえて、必要な情報をできるだけ速やかにお示しし、自治体などの混乱を招かずに、円滑に接種が行えるように、引き続き対応してまいりたいと思っております。
私としては以上です。
質疑応答
（記者）
３回目接種は現状希望する全員を想定していますけれども、今のところ18歳以上が想定されているということですよね。今後、年齢を下げたりしていくことも検討していくという。
（大臣）
はい、それは今後検討していくところです。
（記者）
あと職域接種については、使用するワクチンはモデルナを想定しているという。
（大臣）
職域接種については、１回目、２回目はモデルナだったというところで、一応そういうふうに想定はしておりますが、今後また、交互のこともあり得るので、必ずしも１回目、２回目モデルナでということが決まったわけではないというところではあります。
（記者）
非常に細かくて大変恐縮なんですが、３回目の職域接種の開始時期についてなんですが、おおむね８カ月を過ぎた者が原則として可能であるということだと思うんですが。そうしますと、開始時期から逆算すると、２月の下旬には開始できる人もいると思うんですが、そこは順次できる人からやっていくということになるんでしょうか。
（大臣）
そうですね、おおむね８カ月というところは、おおむねですので、少し幅があるというふうに私どもは認識しておりますが、そこについても審議会でまた早々に決めてまいると思います。
（記者）
あくまで目標として３月を目途にというところでしょうか。
（大臣）
全体としてバッと増えていく３月を、この部分ですね、職域は大体その辺が目途と思っていていただければと思います。
以上
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