令和3年10月15日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 冒頭3件お知らせがございます。
 ワクチンの総接種回数は、お配りしている資料のとおり、昨日10月14日公表した実績では、約1億7,800万回となっております。1回目接種を終えた方は、全人口の74.5%、そして2回接種を終えた方は全人口の65.8%となっております。そして全人口の約4分の3が少なくとも1回目の接種を終えたことになります。接種を希望する方で、1回目の予約がまだの方は、是非お早めによろしくお願いいたします。
 また、本日の政府対策本部において、総理から今夏の実質2倍程度の感染拡大リスクにも対応可能となるように、ワクチン接種を含む各種対策の全体像の骨格として、検討すべき事項について示され、関係閣僚に対し、その具体化を早急に進めるよう指示がありました。 追加接種について、早ければ12月の開始を想定し、自治体や医療関係者と連携しながら、ワクチンの確保状況や、具体的な接種体制などについて、11月早期に取りまとめる、そういった全体像の中で示せるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
 そして、これはご報告でございますが、昨日国立感染症研究所を訪問し、脇田所長をはじめ、専門家の皆さま方からお話を伺いました。
 大臣就任後、初めてとなる視察でしたが、ワクチンに関する調査研究の重要性、そしてまた、国家検定を迅速化するための取り組み、また、東京オリンピック・パラリンピックでの感染症対策などについて、現場の方々と直接意見交換ができたこと、また、科学的な知見に基づいた対応の必要性について理解が深まり、大変有意義な視察であったというふうに思っております。
 本日も、この後東京ドームのワクチン接種会場を視察する予定であります。総理からも、車座対話を積み重ねるようにとの指示もありましたが、今後も、様々な方々との丁寧な対話を行ってまいりたいというふうに思っております。
 以上です。
 
 以上  
 

記者会見(臨時)


冒頭発言

 よろしくお願いします。
 ワクチン接種についてお知らせがございます。本日、来年1月までの追加接種に使用するファイザー社ワクチンの都道府県の割当量約412万回分、それを決定させていただきまして、その配送の手続き等について、厚生労働省より、都道府県にお知らせいたしました。接種回数や使用するワクチンについては厚生労働省おいて引き続き議論される予定ですが、12月から追加接種を開始できるようにするためには11月中にワクチンを配送する必要があります。そして、そのために、配送スケジュールや割当量などを本日お示ししたところでございます。各自治体においては引き続き円滑に開始できるよう、準備をお願いするとともに、今後も準備に必要な情報をできるだけ速やかに発信していきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

質疑応答

(記者)
 12月と1月分の両方を配送するということですが。「1月分まで」というのは。
(大臣)
   はい。来年1月末まで分を配送させていただく数を決定させていただいたということです。
(記者)
 約412万回の根拠って何ですか。
(大臣)
 今回お示しする412万回分につきましては、本年5月までに2回目の接種を完了した方が、接種から8か月を迎える来年1月までに追加接種を行うとした場合に必要な数を発送させていただくということで412万回ということになりました。
(記者)
 厚労審議会で若年男性のいわゆるモデルナ製ワクチンの副反応ですね、これについて議論をされて、若年男性はファイザーのほうが副反応がより少ないということを周知するような内容になっています。この点についてのご所感をお願いします。
(大臣)
 本日、副反応部会で10代、20代男性については、ファイザーのワクチン接種も選択できることとするという見解が示されたというふうに思っております。
 こういった見解をもとにして、接種2回目でファイザーをお好みの方は、1回目にモデルナを打ってらっしゃっても、2回目ファイザーを打っていただくことも可能となると思っております。
(記者)
 そうすると、ファイザーが今自治体が持っている分で足りなくなる可能性というのはどうなんでしょうか。
(大臣)
 十分にファイザー社のものも確保してございますので、そういった場合で、ご要望があれば、自治体の話を厚労省のほうで受け付けますのでしっかりとご相談いただければと思います。
(記者)
 今回の配分なんですが、あくまで3回目接種分の配分方法は、どういった配分になるのでしょうか。配分方法は傾斜配分などどういった配分になるのでしょうか。
(大臣)
 配分の根拠ですけれども、先ほど申しあげましたように、今年5月までに2回目接種完了した方が接種して8か月を超える来年1月までに追加接種を行うとした場合に必要となるよう配分しましたので、2回目の接種を5月までに完了した方々の人数をきちっと出してございまして、それで、それを根拠に配分を決めたところです。
(記者)
 5月で2回目なので、医療従事者と高齢者も含まれてくるということですか。
(大臣)
 そうですね。対象の方については、きちっと対象者はまた審議会で決めますが、数といたしましては5月まで2回目接種を終えた方になります。
 数をとにかく、まずそういう方々の数を、十分な数をまず発送させていただくということで、今回発送させていただく数を決めさせていただいたところでございます。
 対象者については審議会がこれからしっかりと議論していただくことになります。
(記者)
 医療従事者の方と高齢者の方も大勢5月までに接種しているのでそういう方々も含まれている。
(大臣)
 はい。
(記者)
 具体的な都道府県別の供給量は出していただけるんでしょうか。
(大臣)
 もう出して、ご覧になっていただける状況になっていますのでぜひアクセスしていただければ。
(記者)
 どこのホームページに。
(事務方)
 もう発出しておりますので。
(大臣)
 ぜひアクセスしてご覧になってください。
 
                
 以上