令和3年8月27日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 冒頭1件お知らせがございます。昨日、「G20女性活躍担当大臣会合」にオンラインで参加をいたしました。この会合は、G20では初めてとなるジェンダーに関する閣僚級の会合です。議長国イタリアの下で、女性活躍の課題について議論を行いました。
 私からは、経済分野における意思決定層への女性の参画拡大、そしてその実現のための官民連携の重要性についてお話をしました。
 また、第5次男女共同参画基本計画で掲げました58の登用目標の達成のための具体的取組や、またSTEM分野への進路選択の支援、そして人生100年時代における女性活躍促進の必要性について発信し、各国から理解をいただきました。
 引き続き、国際社会としっかり連携をして、ジェンダー平等と女性のエンパワーメント、すなわち女性が自分の人生を決定する力を身につけるための取組を進めてまいります。
 詳細は、後ほど事務方から記者ブリーフィングを行います。
 こちらからは以上です。

質疑応答

(記者)
 パラリンピックの学校連携観戦プログラムについてお伺いします。自治体によっては直前でのキャンセルも相次いでいますけれども、現状を大臣はどのように受け止めていらっしゃるかをお聞かせください。
(大臣)
 8月24日にパラリンピックが開幕しまして、史上初の同一都市での2度目の夏季パラリンピック開催、これは誰もが自らの夢に向かって活躍できる共生社会の実現ということで、日本の社会を大きく後押しする大会となることが期待されています。
 こうした中で、世界からたくさんのパラアスリートを日本にお迎えしており、障害の種別に関係なく、全力でチャレンジをし、ベストを尽くすパラアスリートの姿を通じて、特に次の時代を生きる子どもたちに、人間の持つ可能性について自分の意識を高め、そしてまた多様性を認め合える心を育んでいただきたいという願いを持っております。
 学校連携観戦については、先日の四者協議におきまして、共生社会の実現に向けた教育的要素が大きいということに鑑みて、保護者等の意向を踏まえて、自治体や学校設置者が希望する場合には、安全対策を講じた上で実現できるようにするということで合意をしたところです。
 学校連携観戦を実施する意向であった一部の自治体が中止を表明することなどにより、昨日公表されている時点で、東京都においてはおよそ2万600人、千葉県においてはおよそ2万3,100人、埼玉県においてはおよそ300人と、累計4万4,000人の児童生徒が参加予定であると承知をしています。
 学校連携観戦の実施に当たっては、児童生徒の感染防止対策として、会場内でのフィジカル・ディスタンスの確保、会場への往復時の安全対策や円滑なアクセス手段の確保などに加えて、熱中症対策に係る必要な措置について、組織委員会が関係自治体と連携しながら、万全を期していただければと考えております。
(記者)
 自民党の総裁選についてお伺いします。総裁選の日程を決定しまして、先日は岸田さんの会見もありましたけれども、大臣として総裁選にどういった議論が交わされてほしいか、期待することを教えてください。
(大臣)
 党のご議論でございますので、政府の立場から何か申し上げることは差し控えたいと思いますが、国民の皆さまの政治に対する理解や、あるいは現状の政策についての理解の促進に資する議論となることを期待をしております。
(記者)大臣ご自身のお考えとしては、現職の閣僚でいらっしゃいますので、総理を支持するというお考えでしょうか。 (大臣)
 私は今政府の中の立場にありますので、私の職務をしっかりと遂行したいと思っております。
(記者)
 関連で伺います。大臣と同じ派閥からは下村政調会長が立候補に意欲を示していますが、下村政調会長、党の要職にもいらっしゃいますけれども、それにも関わらず出馬する方針ということについて、これは適切だというふうにお考えか。大臣はどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
(大臣)
 いずれにいたしましても、私今、政府の中の立場でございますので、発言は控えさせていただきます。
 
                
 以上